【インタビュー】『HIGH FLASH 引⽕点』ジャン・ジンシェン監督 "もし光っているのが人間の臓器だったら?"
― 本作ではご夫婦で脚本を執筆されていますが、どのように作業分担されているのでしょうか? また、プライベートとの線引きどのようにされていますか?
私たちは結婚して長くて、妻は27歳、私は31歳で結婚しました。子どもはいません。私たちは2人とも結婚前からこの業界にいて、助監督やスタッフとして働いていましたが、結婚してから、ちゃんと自分の作品を作ろうと考え始めました。
最初、彼女は脚本を書けず、私も演出なんか出来ませんでした。ゼロからの模索だったので、最初はとても大変でした。朝早くカフェに行って話し合い、お昼までケンカして。彼女がそのまま実家に帰ってしまった日もありました(笑)。いろいろとぶつかりましたね。夫婦とはいえ別の人間なので当然考えに違いがあります。
そして私たちはある方法を見つけたんです。例えば、私がある物語を作ろうとしています。私から5つの物語の原型を提案し、彼女も5つの原型を提案します。それで10個の物語の原型がありますよね。その10個の物語の原型に対してそれぞれが点数を付け、2人の物語の重複している部分を探します。一番点数が高い物語を探し出し、一緒に開発していく物語を見つけます。この方法で衝突がだいぶ減りました。
物語が決まり、脚本とキャラクターづくりに入る段階ではそれぞれ参考になる映画を提案します。映画の歴史は100年以上あるので、私たちが作ろうとしているものに似たジャンルや題材が必ずあります。そして、2人ともが認める参考になる映画の方向性に向かっていきます。それで考えの違いがさらに減ります。
そこから本格的に物語やキャラクターの設定に入ります。ケンカも多少しますが、その段階の私たちにとっては、もうそれは生活の趣きになりました。それが私たちの恋愛の仕方です。
この方法で大きな考えのズレをなくしたおかげで、小さなズレはコミュニケーションで解決できるようになりました。結婚して17年になりますが、衝突の場面がだいぶ少なくなっています。
― 最後に、日本の観客に向けてメッセージをお願い致します。
日本の皆さんこんにちは。監督のジャン・ジンシェンです。『HIGH FLASH 引⽕点』は私の初めての映画作品で、私の人生でとても大切な作品です。日本で本作のDVDがリリースされることをとても嬉しく思います。日本の皆さんもこの作品を気に入っていただければ幸いです。ぜひ日本の皆さんのフィードバックが知りたいです。ありがとうございます。
『HIGH FLASH 引⽕点』DVD情報
【発売日】2021年10⽉6⽇(⽔)
【価格】4,180円(本体価格+税10%)
【特典】
映像特典
・莊景燊(ジャン・ジンシェン)監督オンラインインタビュー
・スタッフ、キャストメッセージ
・メイキング
・オリジナル予告編
・オリジナルブックレット
※デザイン・特典及び仕様はすべて予定です。発売時には予告無く変更になっていることがあります。
※レンタル同日リリース
発売元:株式会社ディメンション
発売協力:ピカンテサーカス、アジアンパラダイス
販売元:株式会社ハピネット・メディアマーケティング
ⒸAcross Films Inc.
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