【勝手に妄想キャスティング企画】あの「バイプレイヤーズ」を韓国映画の名脇役で集めたら!?<前編>
妄想キャスティング②チョ・ジヌン
カメレオンすぎるゆえに…オタクキャラを謹呈!
2人目は、カメレオン俳優、チョ・ジヌンでいきたい。韓ドラファンには「シグナル」の純情無骨刑事イ・ジェハン役のイメージが強いだろうか。映画においては、うさんくさかったり、ねちっこかったり、ちょっとクレイジーなキャタクターを十八番にしており、出てくるたびに「今回は何してくれるの?」と期待してしまう。
特に、青龍映画祭助演男優賞を受賞した『最後まで行く』(2014)での怪演よ。物語の中盤にいきなり登場し、イ・ソンギュン演じる主人公刑事を追い詰めていくのだが、一見しらふにもかかわらず、やってることが常軌を逸していて、インパクトの大きかったこと! 185cmの長身でガタイのデカさも加わり、存在が迫ってくるのだ(『お嬢さん』(2016)の彼も気持ちが悪かった)。
かと思えば、『ファイ 悪魔に育てられた少年』(2013)では凶悪犯罪者集団の一員でありながら、情と人間味のある情けない系キャラで妙に憎めず。怖いのか、気持ち悪いのか、お茶目なのか、カメレオンすぎ!
さらには、『消えた時間』(2020)では「シグナル」さながら骨太刑事に。が、それで終わらないのが、この男。ある事件を機に、姿形はそのままで別の人間になってしまうという、わけのわからん現象に困惑していくキャラを迫真の演技で見せている(しかも、本作の脚本・監督は名優チョン・ジニョン!)。
そんなわけで、変わり種(巻き込み系)から正統派(巻き込まれ系)までどんな役でもハマるだろうが、シェアハウスでは、前者寄り、マニアックなコレクションに夢中になっているオタクキャラをやっていただきたい。体は大きいのに、小さなものを神経質なほど大事に扱い、うっかり踏んで壊してしまったユ・ヘジンに激切れしてほしい(ただの妄想)。
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