韓国映画特集
韓国映画入門!知っておきたい10人の俳優
ペ・ドゥナ
『リンダ・リンダ・リンダ』や『空気人形』で日本映画でもおなじみの顔。
モデルとテレビドラマでキャリアをスタート。ポン・ジュノ監督のデビュー作『ほえる犬は噛まない』(2000)で青龍映画賞の新人女優賞を受賞し注目される。女子高校の同級生たちのそれぞれの人生を描く『子猫をよろしく』(2001)、パク・チャヌク監督の『復讐者に憐れみを』(2002)でも高評価を得、『グエムル 漢江の怪物』(2006)、『ハナ 奇跡の46日間』(2011)などの大作に起用されてきた。
作品選びにこだわりがあり、インディペンデント作品への出演も少なくない。低予算の『私の少女』(2014)は、シナリオを読んでノーギャラで出演することを決めたという。この映画では虐待を受ける少女(キム・セロン)を保護する警察官を演じ、二人の演技が絶賛された。
ユ・ヘジン
演劇出身俳優の中で、ひときわ存在感を放つ。2000年代から名バイプレーヤーとして数々の個性的なキャラクターを演じてきたが、綿密なシナリオの解釈と確かな演技力で劇中の比重が高まっていった。
アクションやミステリー、ロマンスも盛り込んだコメディー『Luck-Key/ラッキー』(2015)に単独主演。この映画は当時、国産コメディー最大の動員数を記録した。
その後は主演級で話題作に相次ぎ出演。『タクシー運転手〜約束は海を越えて~』(2017)ではソウルのタクシー運転手(ソン・ガンホ)を助ける田舎の運転手、『コンフィデンシャル/共助』(2016)では北朝鮮の刑事(ヒョンビン)と「合同捜査」にあたる韓国の庶民派警察官、『1987、ある闘いの真実』では民主化をなしとげた人々の一人を演じた。
最新作は、朝鮮語(韓国語)が学内で禁止された日本植民地時代が背景の『マルモイ ことばあつめ』(2018)。読み書きができない男が、民族の言葉を記録する運動に共鳴していく過程をリアリティーたっぷりに演じている。
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