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韓国映画特集

韓国映画入門!知っておきたい10人の俳優

チョン・ウヒ

『サニー 永遠の仲間たち』(2011)で、学校で割れたガラス瓶を振り回すシンナー中毒の高校生役で強烈な印象を残す。

実在の女子中学生集団暴行事件をモチーフにした低予算映画『ハン・ゴンジュ 17歳の涙』(2013)に主演。深い心の傷を抱え、転校した先でも過去がばれてさらに傷を負うことになる少女ゴンジュの演技が絶賛された。大作映画の有名女優を押しのけて青龍映画賞の女優主演賞などを総なめにし、注目度が高まった。

同一人物とは思えないほど役になりきるところが彼女の魅力。『哭声/コクソン』(2015)では猟奇事件の鍵を握っていそうな謎の女、『愛を歌う花』(2015)では歌と愛をめぐって親友と争うことになる植民地時代末期の妓生と、多彩なキャラクターを完璧に演じ分ける。


『ハン・ゴンジュ 17歳の涙』©2014 VILL LEE Film Co. All Rights Reserved.

 

マ・ドンソク

マッチョな体に丸太のような腕、いかつい風貌。笑顔や性格が意外にかわいらしいというギャップから「マブリー」(マ+ラブリー)の異名をもつ。

『ロッキー』に影響されてボクシングを始め、俳優を夢見る。1989年、18歳のときに家族と共に米国に移住し米国籍を取得。31歳で韓国映画のオーディションを受け、2004年にデビューした。最初に注目されたのは『ビースティ・ボーイズ』(2008)の金貸し役。残忍で冷酷なキャラクターを自然に演じ、「本職ではないか」との噂が流れたとか。

『新感染 ファイナル・エクスプレス』(2016)ではゾンビと勇敢に戦う一方、女性や子どもに優しいキャラクターで人気を不動のものに。腕っ節の強い警察官を演じた『犯罪都市』(2017)、腕相撲アクションの『ファイティン!』(2017)のような筋肉ものが多いが、コミカルな演技や気弱キャラの演技も悪くない。

 最新作『悪人伝』(2019)では、警察官と組んで連続殺人犯を捕まえるヤクザの親分という役どころで暴れ回っている。


『悪人伝』©2019 KIWI MEDIA GROUP & B.A. ENTERTAINMENT ALL RIGHTS RESERVED.

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