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【アジアドラマファン必見!】おうちでCinem@rtで観るべき!ドラマ鑑賞に役立つ映画5選

中国時代劇ドラマに登場する北方の異民族文化を知る!
『神なるオオカミ』


中国時代劇ドラマではしばしば漢民族と北方の異民族との戦いが描かれます。異民族とは万里の長城よりも北に住んでいた遊牧民族たちのことで、彼らは馬に乗って羊の放牧や狩りを行い、草原を移動しながら暮らしていました。

そんな遊牧民族たちの文化を鮮やかに描いたのが『セブン・イヤーズ・イン・チベット』などで有名な巨匠監督ジャン=ジャック・アノーによる『神なるオオカミ』です。

時代は都会の学生を農村や牧畜業地域へと送りこむ“下放”が行われていた文化大革命の最中。北京の学生チェンは内モンゴルにやってきて、厳しい自然の中で昔ながらの伝統的な暮らしを送るモンゴル人とともに草原で暮らし始めます。そこで彼らに“神なる動物”と目されているオオカミに魅入られた彼は、伝統を破ってこっそりオオカミの子供を自分で育て始めますが…。


『神なるオオカミ』


この映画ではモンゴル文化が詳しく紹介されているだけでなく、タイトルにもなっているオオカミの描写も秀逸。「風中の縁(えにし)」「楚喬伝~いばらに咲く花~」「狼殿下(原題)」など中国時代劇ドラマにも度々オオカミが登場しますが、賢く集団で行動するオオカミが人間にとって手強い敵であり、畏怖すべき存在であることを実感することができます。

主演のチャン役は「明蘭~才媛の春~」とはうって変わってナイーブな青年に扮しているウィリアム・フォン(馮紹峰)。また、チャンの親友ヤン役を「燕雲台-The Legend of Empress-」ショーン・ドウ(竇驍)が好演しているほか、チャンを教え導くモンゴル人のビリグ役で「大明皇妃 -Empress of the Ming-」バーサンジャブ(巴森扎布)が貫禄のある名演技を見せています。


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