アジア圏・そのほかの地域に関するイベントのレポートをお届けします。
【イベントレポ】「タイドラマフェスティバル2021」レポート 後編〜これから何のタイドラマ見タイ?【GMM TV】【Nadao Bangkok】編~
トークセッション「日本におけるタイドラマの流行について」
本イベントではトークセッション「日本におけるタイドラマの流行について」も開催。
シントン・ラーピセートパン駐日タイ王国特命全権大使の挨拶では、日本でのタイドラマの流行について「日本の皆様がタイドラマを通してタイやタイ人の生活を知り、タイ人と日本人がもっと近しい関係になってほしいと思っています。まだ両国間を自由に往来できる状況ではありませんが、タイドラマで“体は離れていても、心は近くに”を地でいければと思います」と発言。
司会を務めた石川ルジラットさん(青山学院大学総合文科政策学部助教)も「私は小学校4年生の時から日本のBLで育ってきた正真正銘のタイの腐女子ですが、現在の日本でのタイBLの人気の状況を知り、感激してもう泣きそうです」と話しました。
(タイドラマを長年追ってきた筆者としても、この言葉には深く共感!)
また、アジア全域のドラマに精通している水高愛さん(テレビ朝日ビジネスプロデュース局ビジネス統括部所属)は、「テレビ朝日とChanel 3はドラマだけでなく報道でもビジネス提携している」と話し、現在テレビ朝日が東京で開催しているGMM TV展覧会 についても言及。GMM TV展覧会は、博多、仙台、大阪、名古屋へも巡回が決まっているそうで、日本のタイドラマブームはますます盛り上がりを見せてくれそうです。
またこの流行は日本だけでないようで、タイ外務省広報局文化外交課長のオラヒビン・ハーンチャーンチャイクン氏は、「10年以上前からタイのドラマを含めたコンテンツはアセアン諸国で人気だったが、ここ2年間、コロナの影響もあり世界により広がった」と世界のタイドラマ人気について解説。
「Chanel 3」を運営するBECワールド副社長のナタボン・ルンカジョンクリン氏の「これからもバラエティに富んだドラマを積極的に作る」という発言を聞き、ますますタイドラマの今後が楽しみになったトークセッションでした。
タイへ行けない今、普段はなかなか入ることのできないタイの大使館の敷地に入ることもでき、タイ料理も食べてちょっとしたタイ旅行をした気分になれた「タイドラマフェスティバル2021」。
このレポートを読み終えた時、タイの俳優に興味を持ち、タイのドラマを見てみていただけると嬉しいです。筆者は「運命のふたり」を見ようと思っています。コープクンカ!(合掌)
Text:白田麻子(タイ式芸能ライター)
タイ映画を中心に主にツイッターで日本国内外で楽しめるタイのエンタメ情報を発信中。日本で公開されるタイ映画のパンフレットにも寄稿。
Twitter @sirata_mako
Edited:小俣悦子(フリーランス編集・ライター)
記事の更新情報を
Twitter、Facebookでお届け!
Twitter
Facebook