韓国映画特集
【インタビュー】クロックワークス・細川由香理さん 良いものは良い!韓国映画を日本に届けるひと(1)
韓国エンタメの底力を感じた一本『エクストリーム・ジョブ』
― ほかにも印象に残っている作品はありますか?
細川:これも最近の作品ですが、『エクストリーム・ジョブ』ですね。鬱々としてしまう状況の中、作品のパワーで笑いをもたらしてくれた、韓国エンタメの底力を感じた作品でした。個人的にもああいう笑ってスカっとできる作品が凄く好きなのもあるんですけど(笑)。
― こちらも『タクシー運転手』と同じく大ヒットを収めましたが、あれだけのヒットは予想されていましたか?
細川:正直なことを言うと、あそこまでは…。キャストは日本で知名度が高いわけではなく、わかりやすくアクションやラブストーリーというコアターゲット層がいるジャンルでもない。でも次第に、これはもしかして…という感触が芽生えていきました。
公開日が1月3日だったのですが、実はもっと遅い予定だったんです。韓国でメガヒットを記録した作品ということもありマスコミやお客さんの反応も良く、これはお正月の初笑い映画として打ち出そうと途中で公開日を変えました。
3日という日も、家族行事がひと段落してじゃあ次は自分のために映画でも観に行こうかな、というちょうどいいタイミングだったんだと思います。皆さんおせち料理も食べ飽きて、フライドチキンがより美味しそうに感じられるという(笑)。
― たしかに、そろそろジャンクなものが食べたくなるいいタイミングですよね(笑)。
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