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【最新ドラマin台湾】「悲しみよりもっと悲しい物語」フェンディ・ファン&ワン・ジンが演じたキャラクターへの想いを投稿!

ニュース提供元:Netflix

10月22日よりNetflixで独占配信中の「悲しみよりもっと悲しい物語:ドラマ版」(原題:比悲傷更悲傷的故事:影集版)が配信開始早々、Netflix台湾のトップ10ランキングで話題のドラマ「マイネーム:偽りと復讐」、「海街チャチャチャ」、「鬼滅の刃」、「イカゲーム」などと肩を並べ、3位にランクインした。

SNSや掲示板でも「どのエピソードが一番泣けるか」、「気にかかる人物は誰か」など熱く議論が交わされ、ボロボロに泣けるドラマだと話題になっている。全10話が一度に配信されたため、「徹夜して一晩で10話一気に見た。涙が枯れるまで泣いた」、「3日で見終わったけど大泣き。頭と目が痛い」、「『比悲傷更悲傷的故事』をクリックするべきじゃない。目を腫らす準備ができていない限りはね」など、一度見たら止まらないとするファンからの反響が相次いだ。

   

本作は、クリームとKの死に対する苦しみ、息子の危篤に直面する母親の悲しみという、二つの人物ストーリーといくつかのターニングポイントがファンの議論やメディア報道の焦点となっている。

撮影当時の現場も極度の低気圧状態で、俳優数人は撮影の空き時間でもほとんどダウンしていたという。その甲斐あってか、「ドラマ版は本当に感情を豊かにしてくれる。多くのエピソードがドラマの骨格をより豊かにしている」、「映画にはなかったディティールが完璧に描かれている」、「映像は映画レベル」などの絶賛コメントが多数見られた。

「フェンディ・ファン(范少勳)とワン・ジン(王浄)の演技の幅が広くて、泣くシーンを盛り上げる力がすごく、泣かずにいられない」、「素晴らしい若手俳優たちに感謝」など、その演技力を高く評価された主要キャストたちも、それぞのSNSアカウントで登場人物への思いなどを述べている。

ワン・ジンは「クリームに別れを告げて一年、彼女はどこでどうしているだろう。Kがいない世界に彼女を一人で残すのは残酷だと思ったけれど、それでも私は彼女から離れ、とてつもない気力をふりしぼって、やっと自分を取り戻した。彼女が幸せでありますように」と自身の心境を投稿。

フェンディも、「K、印象に残る経験をさせてくれてありがとう! ドラマの中の日記のように、視聴者の皆さんが自分の物語を読み取ってくださることを楽しみにしている」と投稿した。

映画版と異なる、シャオ・ユーウェイ(邵雨薇)とバイ・ルンイン(白潤音)が演じる親子のエピソードも話題だ。「ユーウェイのエピソードで大泣き。あのシーンで震えるほど泣いた。親子愛には抗えない」、「ルンインが泣ける。親子愛には抗えないにもう一票」などの反響があった。

ユーウェイは「私のルンイン・ベイビー、ありがとう。彼はかわいい子どもであると同時にプロの俳優。彼の面倒を見ていると、自然に母親の役になれた。私がまとわりついていても嫌がらず、ドラマの中でも外でも、一緒に話をしたり食事をしたりした。ママはあなたを愛してる」と投稿。さらに「『ママはあなたが恋しい』とショートメッセージを送ったら、『ちょうどMayday(五月天)の「突然好想你」を聞いていた』と音源を聞かせてくれた。かわいすぎて、とろけそう」と、プライベートでのエピソードも明かした。

Netflixは、本作を支持する視聴者への感謝として、ワン・ジンとフェンディのショートフィルムを公開した。二人がケーキにトッピングしながら質問に即答していくという内容で、ワン・ジンが「私とクリーム、どっちが好き?」「私と付き合えない理由を3つ挙げよ」などとフェンディに尋ねれば、フェンディは「別れる際、一番ありえない理由は?」「好きなのに告白する勇気が出ない相手に会ったことは?」と尋ねるなど、興味深い質問が挙げられている。


翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。2017年4月より、ラジオ番組「Asian Breeze」では台湾の現地情報を発信するコーナーを担当中。

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