フェンディ・ファン&ワン・ジン、アーロンが司会を務めるトーク番組で過去のプライベートを明かす
ニュース提供元:PTS台湾公共テレビ(公視)
10月17日に放送された「36題愛上你」(仮訳:恋に落ちる36の質問)に、フェンディ・ファン(范少勳)とワン・ジン(王浄)が出演した。
同番組はアーロン(炎亞綸)、ジェシー・タン(唐綺陽)、サンディ・ウー(呉姍儒)が司会を務めるリアリティートーク番組で、「悲しみよりもっと悲しい物語」(原題:比悲傷更悲傷的故事)ではカップルだったフェンディとワン・ジンは、それぞれプライベートを語った。
フェンディは、2年前、聴覚障害のあるバスケット選手を演じた『下半場(邦題:運命のマッチアップ)』で、金馬奨の最優秀新人賞を受賞した。
番組では、18歳でデビューした後、義理の母になってもらおうと先輩女優のラン・ズーユン(郎祖筠)を訪ねたことに触れた。仕事がまだ安定していなかった当時、演技クラスの助手をしていたズーユンに、「他人の問題は自分の問題かもしれないと知ること」だと教えられた。フェンディは、言葉や身をもって教え導いてくれたズーユンに対し、「プロとしての姿勢、どう演技に向き合うべきかなど、すべてにおいて彼女は私の手本です」と、感謝の念を示した。
また、かつて好きな女の子の家の階下の電球が切れたことを知ったフェンディは、電球の中に香水を入れてプレゼントしたことも明かした。「ストレートに香水を贈ってもつまらないので、何かするのが好き」と、自らをサプライズや工夫好きなタイプだと話す。アーロンが間髪入れず、「つまり電球は今も切れたままということだね」と突っ込むと、現場は笑いに包まれた。
一方、幼いころに父母が離婚し早熟したワン・ジンは、中学生のときに菌菌というペンネームで小説『芭樂愛情』を執筆、ベストセラーとなった。芸能界デビュー後も、新世代の女優としてたちまち注目を浴びる。
彼女は「人にさよならを言う感じが好きじゃない。撮影が終わった後、役に別れを告げられないことがよくある」と、撮影中の良かったことを生活の中に残す状況が何度もあったと話した。また、「発電機」とのあだ名があるワン・ジンに、アーロンが共演した俳優との恋愛事情について尋ねると、「そんなに多くない。一度そうしたことがあった後、お互い想像していた感じじゃないと気づいた」と答えた。
そのほかアメリカに留学した中学生時代のエピソードも明かす。当時、ワン・ジンの様子を見に来た母親が台湾に帰国した後、携帯用の歯ブラシを忘れていったことに気づいた。異国暮らしに孤独感を募らせる中、ワン・ジンは、その歯ブラシを心の拠り所にして、通学するときも出かけるときも、ずっと身に付けていたという。しかし花火を見に行ったときにその歯ブラシをなくしてしまったと、当時を思い出し、涙を流した。
同じような経験を持つサンディは「わかる!小さいときに一人で海外に行くのは、本当に孤立無援だと思う」と共感を示し、自らの留学経験を明かした。花火を見てハグをし合い、みんな楽しいはずのクリスマス、「自分には誰もハグする人がいないと」と気づき、人混みの中で立ち尽くしたという。「ワン・ジンに会うたび、幼いころの自分を思い出しそう」と、涙ながらに当時を振り返った。
翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。2017年4月より、ラジオ番組「Asian Breeze」では台湾の現地情報を発信するコーナーを担当中。
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