【特集】アジアドラマの名曲たち<韓ドラ編>#4あの人気俳優たちもOSTに参加!?
韓流ブームによってOST(オーエスティー)という言葉が定着してきた近年。ヒットする韓国ドラマには、名シーンが色鮮やかによみがえる劇中歌の存在が欠かせません。アジアを越え、今や世界中の人々を魅了する韓国ドラマOST。その世界に迫ってみます。
【韓国ドラマ編(全6回)】
#1:韓国OSTの特徴とは?
#2:韓国OSTの王道!代表的なアーティストは?
#3:新人、演技ドル…アーティストの多様化
#4:あの人気俳優たちもOSTに参加!?
#5:OSTで引き込まれる傑作ドラマ5選
#6:OSTといえばこの歌手! 最新アーティスト5組
\\台湾ドラマ・中国時代劇・中国現代ドラマ のOST事情はこちら//
あの人気俳優たちも参加!? 主人公の気持ちを歌で表現
出演者自身がOSTに参加することもあります。
元祖韓流スターのリュ・シウォンやアン・ジェウクなど歌唱力に優れた俳優は、自身の出演作で歌っていたほか歌手としても活動していました。俳優自らが歌うことは話題性を高めることもありますが、何より主人公の心情を表現することに効果的です。
2011年に韓国で放送された「ドリームハイ」は、芸術学校が舞台ということで、アイドルや歌手も多数出演しましたが、当時新人だった主演のキム・スヒョンがOSTに参加。その後も、自らの歌声で出演作に花を添えています。
♪ キム・スヒョン『Dreaming』/ドラマ「ドリームハイ」
2013年に放送された「相続者たち」では、現役アイドルが多数出演しているにも関わらず、主演のイ・ミンホとパク・シネがそれぞれの役どころをイメージした楽曲を歌っています。
このように俳優がOSTに参加することは珍しいことではなく、チ・チャンウク、パク・ボゴム、ヒョンビン、パク・ソジュン、イ・ジョンソクら人気俳優たちもOSTに参加しています。
韓国ドラマのOSTは、様々なジャンルの楽曲が一度に楽しめ、音楽性にも非常に優れた存在です。参加するアーティストも、大御所からインディーズ、アイドルから俳優まで、幅広く起用され、その時代の音楽シーンを凝縮した存在となっています。韓国のエンタメ産業にとっても、それだけ重要な地位を占めているのです。
TEXT:菊池昌彦(フリーライター)
長野県在住で韓流・華流・K-POPなどのアジアエンタメ媒体などで執筆。
Q. 菊池さんのおすすめ韓国ドラマOSTを教えてください!
A. オススメOSTはソ・ヨンウンの『一人ぼっちじゃない私』。2003年の「雪だるま」というドラマの主題歌です。最近では「椿の花咲く頃」でジョン・パクが歌った主題歌『おかしな人』も良いですね。年代に開きがありますが、実はどちらも主演はコン・ヒョジンです。
Edited:野田智代(編集者、「韓流自分史」代表)
記事の更新情報を
Twitter、Facebookでお届け!
Twitter
Facebook