【特集】アジアドラマの名曲たち<韓ドラ編>#2韓国OSTの王道!代表的なアーティストは?
韓流ブームによってOST(オーエスティー)という言葉が定着してきた近年。ヒットする韓国ドラマには、名シーンが色鮮やかによみがえる劇中歌の存在が欠かせません。アジアを越え、今や世界中の人々を魅了する韓国ドラマOST。その世界に迫ってみます。
【韓国ドラマ編(全6回)】
#1:韓国OSTの特徴とは?
#2:韓国OSTの王道!代表的なアーティストは?
#3:新人、演技ドル…アーティストの多様化
#4:あの人気俳優たちもOSTに参加!?
#5:OSTで引き込まれる傑作ドラマ5選
#6:OSTといえばこの歌手! 最新アーティスト5組
\\台湾ドラマ・中国時代劇・中国現代ドラマ のOST事情はこちら//
王道は情感たっぷり系バラード 実力派たちが魂の歌声を響かせる
2000年代半ばまでメロドラマが主流だったことから、OSTの楽曲はバラードやR&Bが中心でした。
「皇帝」「貴公子」「王子」などの肩書で呼ばれ、国民的な人気を誇るバラード歌手シン・スンフン、ソン・シギョン、チョ・ソンモらは、これまでに数多くのドラマで美声を披露しています。
♪ソン・シギョン『너의 모든 순간 (Every Moment With you)』/ドラマ「星から来たあなた」
一方で、当時OSTを歌っていたアーティストの多くは、確かな実力を持ちながらも音楽番組への露出がほぼないことから「顔のない歌手」と呼ばれていました。しかし、その高い歌唱力で複数のドラマで主題歌を歌うなどドラマに欠かせない存在でした。
日本では韓流ブームの到来によって「冬のソナタ」のRyu、「美しき日々」のZERO、「天国の階段」のキム・ボムスらが真っ先に注目を集めました。切々と歌いあげる情感たっぷりなバラード曲と俳優たちの熱演により数多くの名シーンが生まれ、今でも多くの視聴者の心を掴み続けています。
♪Ryu『最初から今まで(처음부터 지금까지)』/ドラマ「冬のソナタ」
そのほかにもOSTによく参加するアーティストとしてsg WANNA BE+やロイ・キム、K.Will、キム・テウなど。女性ではバラードの女王ペク・チヨンを筆頭に、GUMMYやDavichi、ユン・ミレなど、数え上げるときりがなく、さらに新人も続々と登場しています。
<#3:新人、演技ドル…アーティストの多様化 につづきます>
TEXT:菊池昌彦(フリーライター)
長野県在住で韓流・華流・K-POPなどのアジアエンタメ媒体などで執筆。
Q. 菊池さんのおすすめ韓国ドラマOSTを教えてください!
A. オススメOSTはソ・ヨンウンの『一人ぼっちじゃない私』。2003年の「雪だるま」というドラマの主題歌です。最近では「椿の花咲く頃」でジョン・パクが歌った主題歌『おかしな人』も良いですね。年代に開きがありますが、実はどちらも主演はコン・ヒョジンです。
Edited:野田智代(編集者、「韓流自分史」代表)
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