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【きゅんとあじあ】韓国映画memo イ・ビョンホン主演『メモリーズ 追憶の剣』(動画あり)

イ・ビョンホン×チョン・ドヨン×キム・ゴウン×ジュノ(2PM)ら豪華共演!
愛する人と戦わざるをえない運命を背負った気高き剣士たちの物語を、壮大なスケールで描くソードアクション大作!



高麗末期、世の中を変えるため反乱を起こそうとしていた3人の剣士ユベク(イ・ビョンホン)、ウォルソ(チョン・ドヨン)、プンチョン(ペ・スビン)。しかしユベクの裏切りによりプンチョンが命を落とし計画は未遂に終わる。18年後、国内一の権力者にのし上がったユベクは、敵を次々と抹殺していた。ある日、ユベクは武術大会で、かつて愛したウォルソにそっくりな剣さばきの少女ホンイを見つけ後を追う。ホンイを育て剣術を授けたウォルソは、彼女がユベクと出会ってしまったことを知り、彼女の両親を殺した相手が誰だったかを告げるのだった...。

貧しい出身でありながら巧みな剣術と才知で権力者にのし上がった男ユベクに、『王になった男』以来4年ぶりに韓国映画に復帰したイ・ビョンホン。圧倒的にスター然としながらも、そのフィルモグラフィを見れば、ヒロイックな役柄よりも一癖ある役柄や作品を選んできたようにも思えます。今回もまた然り。悪役です。野心の下に本心を隠し、復讐のために向かってきた少女と剣を交えます。ご本人は東洋の剣術に苦労したと語っていますが、ノースタントで華麗なワイヤーアクションを披露しています。




ウォルソ役にチョン・ドヨン。『シークレット・サンシャイン』でカンヌ国際映画祭女優賞を受賞。『無頼漢 渇いた罪』が日本でも公開されたばかり。イ・ビョンホンとは『我が心のオルガン』(懐かしい!)以来、16年ぶりの共演となりました。今回は目が不自由になりながらも愛と償いのために生きる女剣士を静かに力強く演じています。ユベクと想いを通わせる若き日の回想シーンを自らが演じていますが、本当に少女のように見えるから驚きです。



悲しき宿命を負ったホンイに、2012年に映画デビューをかざったばかりの新星キム・ゴウン。イ・ビョンホン、チョン・ドヨンという超ベテラン俳優を向こうにまわし、圧巻の存在感! 本作の成功は、彼女のキャスティングにあったといっても過言ではないでしょう。その表情、目の強さ、剣さばき、佇まい、すべてに魅了されます。



そのホンイに惹かれるユル役に、『監視者たち』『二十歳』でその演技力にも高い評価を得ている、2PMのジュノ。野心ゆえユベクに従いながらも、ホンイを見過ごすことができない剣士を、今回もまた存在感を持って演じています。

俳優たちの圧倒的な演技力と存在感こそが、本作を成功に導いたといえるでしょう。

撮影監督は『監視者たち』で監督デビュー(共同監督)も果たしているキム・ビョンソ。
武術監督には、『江南ブルース』『マルチュク青春通り』のシン・ジェミン。

アクション映画として紹介されている本作ですが、監督がソル・ギョング、チョン・ドヨン主演『私にも妻がいたらいいのに』のパク・フンシクということで、ストーリーや演出にも注目してください。


1月23日(土)より 新宿バルト9、シネマート心斎橋 ほか全国ロードショー!
監督:パク・フンシク(『私にも妻がいたらいいのに』)
出演:イ・ビョンホン(『王になった男』『悪魔を見た』)、チョン・ドヨン(『マルティニークからの祈り』 『スキャンダル』)、キム・ゴウン(『ウンギョ 青い蜜』『その怪物』)、ジュノ/2PM(『監視者たち』『二十歳』)
[2015/120分/配給:クロックワークス/提供:クロックワークス、博報堂DYミュージック&ピクチャーズ]
©2015 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved.


昨年開催されたジャパンプレミアの様子をほぼノーカットで公開中!
ゲストはなんと、主演のイ・ビョンホンさん!
こちらの画面でそのままご覧いただけます。




(映像約9分)



▽文章で楽しみたい方はこちらよりご覧下さい。
【きゅんとあじあ】イ・ビョンホン主演『メモリーズ 追憶の剣』ジャパンプレミア レポ



■関連サイト
『メモリーズ 追憶の剣』公式サイト

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