殺人の罪を着せられたイップ・マンは、イップ・ウィンセンと名前を変えて、香港の埠頭で働き始める。イップ・マンを騙して身元引受人となったリョン・ピックは、イップ・マンが佛山の富豪の息子で、チャン・ワーソンの弟子であることを知り、様々な裏工作をしていく。ピックは、ワーソンの師匠だったリョン・ザンの息子で、ワーソンに恨みを持っていたのだ。埠頭を長年仕切ってきた組織“フォンイーロン”のボスであるホン・ジウサンに詠春拳の腕前を認められたイップ・マンは、中国人の名誉をかけてイギリスのボクシングチャンピオンとの試合に臨むが、リョン・ピックに薬を嗅がされて敗れてしまうのだった。一方、佛山では、リン・チンサンとウー・バイリンがイップ家を陥れ、財産を没収していた。チョン・ウィンセンは婚約者のイップ・マンを探しに香港へと行くが、リン・チンサンがイップ・マンの指名手配書を香港中に貼らせて再会を妨害するのだった……。