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「楽游原」原作小説&ドラマ脚本を手掛けた、匪我思存ってどんな人?|中国時代劇トリビア#127

中国歴史ドラマの中に登場する、なんだか気になる“アレ”のトリビアを探るこのコーナー。今回は、シュー・カイ×ジン・ティエン主演の大型ロマンス・アクション時代劇「楽游原」に関する気になるあのことを紹介!

「楽游原」原作小説&ドラマ脚本を手掛けた、匪我思存ってどんな人?


「楽游原」© Beijing Qishuo Film Co., Ltd

ドラマ「楽游原」原作小説の作者であり、ドラマ版でも脚本家を務めたのは、作家・脚本家として知られる匪我思存(フェイウォスツゥン)さん。

彼女は、小学生の頃から「紅楼夢」や金庸、台湾の人気作家である瓊瑤の作品を愛読し、2003年から本格的に作家活動を始動。06年の小説『佳期如梦』で注目を集める存在に。悲恋を描くのを得意とし、繊細な筆致で魂を揺さぶる愛を描く作家として、女性読者を中心に多くのファンに支持されています。今までも『佳期如梦』『寂寞空庭春欲晩(ドラマ邦題:皇帝の恋 寂寞の庭に春暮れて)』『東宮(ドラマ邦題:東宮~永遠の記憶に眠る愛~)』など多くの作品がドラマ化されてきました。

2015年には、ともにコンテンツ業界出身であり、出版業務に長年の経験がある沈浛穎と共に“双羯影業”という会社を設立、映画およびテレビドラマの制作にも携わるように。19年には「あったかいロマンス」を制作、翌20年には彼女が企画主任を務めた「花の都に虎(とら)われて~The Romance of Tiger and Rose~」が配信され好成績を獲得。原作、脚本を務めた「楽游原」も23年度話題のヒット作となり、エンタメ界のヒットメーカーとして、現在も活躍を続けています。

匪我思存が原作小説・ドラマ版脚本を手掛けたドラマ「楽游原」
「楽游原」
デジタル配信中&DVD-BOX 順次発売中(全3BOX/各16,500円 税込)
提供 エスピーオー/BS12 トゥエルビ 発売・販売元 エスピーオー
https://www.spoinc.jp/official/rakuyugen/

Text:島田亜希子
ライター。中華圏を中心としたドラマ・映画に関して執筆する他、中文翻訳も時々担当。Cinem@rtにて「中国時代劇トリビア」「中国エンタメニュース」を連載中。『中国時代劇で学ぶ中国の歴史』(キネマ旬報社)『見るべき中国時代劇ドラマ』(ぴあ株式会社)『中国ドラマ・時代劇・スターがよくわかる』(コスミック出版)などにも執筆しています。

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