『フォルモサの涙 獅頭社戦役』刊行記念 著者・陳耀昌氏×翻訳者・下村作次郎氏トーク&サイン会開催
1874年、日本軍が台湾に出兵した(牡丹社事件)。清朝政府は台湾防衛のため軍隊を派遣するが、彼らは日本軍ではなく、原住民と闘うことになった――。「開山撫番」政策下で起こった最初の原住民と漢族の戦争「獅頭社戦役」を描く歴史小説。 本作は『フォルモサに咲く花』に続く「開山撫番」三部作(あるいは「花シリーズ三部作」)の第二部にあたる。
紀伊國屋書店との共同企画、2023台湾カルチャーミーティング第三弾では、著者・陳耀昌氏と日本語訳を担当した下村作次郎氏を迎え、『フォルモサの涙 獅頭社戦役』の執筆意図、また本作品の重要性について、余すところなく語る。
※60分ほどのトークの後、質疑応答とサイン会を予定。サイン会に参加希望の方は対象書籍『フォルモサの涙 獅頭社戦役』(東方書店 / 税込2,640円)を購入の上、参加。当日、会場でも販売される。
イベント概要
【日時】2023年8月19日(土) 13:30開場 14:00開演
【会場】台湾文化センター(港区虎ノ門 1-1-12虎ノ門ビル2階)
【参加方法】無料でご観覧いただけるイベントです。
下記の募集リンクが表示されますので、クリックして応募してください。定員に達し次第申込みを締め切ります。
重複登録は理由を問わず無効となりますので、ご了承ください。
https://forms.gle/GwaWCe9QLUfSQL9fA
登壇者のプロフィール
陳耀昌(ちん・ようしょう、チェン・ヤオチャン)
写真提供:東方書店
1949年、台湾台南市生まれ。 国立台湾大学医学部卒業。 ラッシュ大学、東京大学第三内科で研修。 1983年、台湾ではじめて骨髄移植を成功させる。 現任、国立台湾大学医学部名誉教授。 台湾細胞医療協会元理事長。 主な文学関係著作には、『福爾摩沙三族記』(遠流出版、2012年。 台湾文学奬受賞。 邦訳『フォルモサに吹く風』東方書店、2022年)、『島嶼DNA』(INK、2015年。 巫永福文化評論奬受賞)、『傀儡花』(INK、2016年。 台湾文学奬図書類長編小説金典奬受賞。 邦訳『フォルモサに咲く花』東方書店、2019年)、『獅頭花』(INK、2017年。 新台湾和平基金会台湾歴史小説奬傑作奬受賞)、『苦楝花Bangas』(INK、2019年)、『島之曦』(遠流出版、2021年。 第9回紅楼夢奬:世界華文長編小説奬入賞)、『頭份之雲―陳耀昌短篇小説集』(允晨、2022年)などがある。
下村作次郎(しもむら・さくじろう)
写真提供:東方書店
1949年、和歌山県新宮市生まれ。関西大学大学院博士課程修了。博士(文学)。現任、天理大学名誉教授。著作に『文学で読む台湾』(1994年)、『台湾文学の発掘と探究』(2019年)、『台湾原住民文学への扉』(2023年。いずれも田畑書店出版)、翻訳書に共編訳『台湾原住民文学選』全9巻、2002~2009年)、孫大川著『台湾エスニックマイノリティ文学論』(2012年、一等原住民族専業奬章受賞)、シャマン・ラポガン著『大海に生きる夢』(2017年、第5回鉄犬ヘテロトピア文学賞受賞。いずれも草風館出版)、陳耀昌著『フォルモサに咲く花』(東方書店、2019年)ワリス・ノカン著『都市残酷』(田畑書店、2022年)などがある。
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