国際芸術祭「あいち2022」に台湾から黄心健、許家維、余政達ら3組のアーティストが初出展
国際芸術祭「あいち2022」が2022年7月30日に開幕し、10月10日まで開催されている。 「STILL ALIVE」をテーマに、日本国内外から計100組のアーティストらが出展する同展に、台湾を代表する「ナショナル・チーム」として黄心健(ホアン・シンチェン)、 許家維(シュウ・ジャウェイ)、 余政達(ユ・チェンタ)の3組のアーティストが出展した。
今回台湾から出展した3名のアーティストは、 新型コロナウイルスの影響のため訪日できなかったが、 発表された作品はいずれも独特の個性があり、 台湾のアート・ソフトパワーが国際舞台において異彩を放つものとなった。
国際芸術祭「あいち2022」開幕式
黄心健は米国のローリー・アンダーソンとの共作で『トゥ・ザ・ムーン』を制作。 人類の月面着陸50周年を記念し、 親和(神話)、 文学、 科学、 政治からインスピレーションを得て、 VRで月への旅行を再現した。
許家維はVR作品『土の工藝(アースクラフト)』を出展。 愛知県の都市計画、 窯業の発展と近代化の歴史から人間と土地の共生のテーマを表現している。 また、 同時に台湾・金瓜石の地理や鉱業の発展から人間の歴史、 いま、 未来の緊密な関係をつなぐ映像インスタレーション『鉱物の工藝(ミネラル・クラフツ)』も出展している。
許家維のVR作品『土の工藝(アースクラフト)』
余政達はシンガポールのアーティストの黄漢明(ミン・ウォン)とパフォーマンス・デュオ「西瓜姉妹」(ウォーターメロン・シスターズ)を組み、 音楽とパフォーマンスのビデオと3Dインタラクティブ装置、 3Dアバダーを模したフィギュアなど、 多様な性を肯定を表現している。
「西瓜姉妹」(ウォーターメロン・シスターズ)の映像作品
国際芸術祭「あいち2022」は主に愛知芸術文化センター、一宮市、常滑市、有松地区(名古屋市)で現在開催中。10月10日まで。
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