【インタビュー】「驪妃」チン・ハオ “役作りをしている時間が幸せ”
大ヒットラブ史劇「王女未央-BIOU-」のスタッフ再集結! 豪華キャスト&スタッフで贈る話題の大型ラブ史劇「驪妃(りひ)-The Song of Glory-」。本作で国と民のために暗躍する彭城王/劉義康を演じたチン・ハオ(秦昊)さんに、本作についてお話を訊きました。
\チン・ハオさんのプロフィールはこちら/
― 「驪妃(りひ)-The Song of Glory-」(以下、「驪妃」)のどんなところに魅力を感じ、出演を決めましたか?
出演の決め手になったのは、まず製作チームにすごく優秀なスタッフが集まっていたこと、そして今まで出演したことがない権力争い系の時代劇だったことです。また、劉義康という役もすごく魅力的でした。彼の「能ある鷹は爪を隠す」、「全体を見て作戦を立てる」というところも好きです。
― 劉義康を演じていて、難しく感じることはありましたか?
時代劇なので、昔の礼儀作法については事前に学んだり練習したりしました。ただ、実はそれ以外は特に演じていて難しく感じることはなかったんです。すごくいい脚本だったし、キャラクター設定の細かなところまで作り込まれていたので、それが演じる際のサポートになってくれました。製作チームや共演者の皆さんもプロフェッショナルな方たちでした。
― チン・ハオさんと演じられた劉義康の、似ている点はどんなところですか?
劉義康は「志が天下にある」、「情や義を重んじる」、「物事の全体的な状況や成り行きに対する見方や自分の考えを持つ」人です。性格的に、私も自分の信念を貫いて、気持ちを抑えることが出来るタイプなので、そういった点が似ているかもしれません。
― 劉義康を演じるうえで、演出家や脚本家から受けたアドバイスで印象に残っていることはありますか?
クランクイン前に、細かなところは既に設定されていました。なので、役者が自分自身で役について考察しなくてはいけない環境ではなくて。良い脚本と細かな設定に従って演じ切れば、私は任務完了でした(笑)。
― 驪歌を演じたリー・チン(李沁)さんとの共演はいかがでしたか? また、共演された俳優の中でほかにも強く印象に残っている方はいらっしゃいますか?
リー・チンさんはベテランの役者で、しかも時代劇の出演経験がすごく豊富です。撮影中はコミュニケーションをとったり、お互いに学び合ったりすることが多かったですね。他の共演者の方も皆さん印象に残っています。良い作品というのはチーム全員の協働の成果だと思っているので、すべての役者やスタッフなどに対して尊敬の意を持っています。
― 「驪妃」で一番印象に残っているシーンはどのシーンですか?
一番印象に残っているシーンは、劉義康が大臣たちに驪歌の家族を殺すと言われるシーンです。劉義康は淡々とみんなの「罪を着せられる話」を聞き、そして一言ずつ反撃します。劉義康の物事に動じず、落ち着いている性格がよく表れているシーンです。
― 本作では、劉義康は自分の命を狙う驪歌と恋に落ちてしまうという、複雑な恋愛が描かれますが、彼の心の変化をどのように演じようと思いましたか?
自分が悪いことは一切していないことを劉義康は分かっているので、最初から劉義康は「君子坦蕩蕩(君子は落ち着いてゆったりしている)」。驪歌に対して、恥ずかしい気持ちや恨みはありません。2人がお互いのことを好きになって最後まで歩んでいけるのは当然のことだと思います。
― これから、「驪妃」を見る日本のファンに見どころポイントを教えてください。
「驪妃」は、朝廷での権力争いがあり、感動的なロマンスもある作品です。優れた作品でありつつ、私にとっても今まであまり出演してこなかった時代劇でもあります。皆様にも気に入っていただければ幸いです。
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