本日公開!『親愛なる君へ』主演モー・ズーイーからメッセージ動画到着&場面写真公開!
世界的評価を受けた『一年之初(一年の初め)』や『ヤンヤン』など、人と人のつながりや人生模様、アイデンティティを描くことに長けたチェン・ヨウジエ監督が5年ぶりにメガホンを取り、緻密で繊細なストーリーラインで愛の極限を描いた最新作『親愛なる君へ』。本日7月23日(金・祝)より公開がスタートした。
この度、本作主演のモー・ズーイーからのスペシャルメッセージ動画が到着。
本作で、モー・ズーイーは、ピアノ教室の先生を演じている。ピアノを弾く役は今回が初めてではなかったとのことだが、その腕はなかなかのもので、この動画を制作するきっかけも、モー・ズーイーが監督に突然「(今は亡き同性パートナーの登場人物の)リーウェイのことを考えながらこの曲を作りました」と連絡してきたことから始まっている。
それを聞いた監督も「私だけが聴いたらもったいないので、皆にもシェアしようと思いました」と奮起。約2分という短さの中に、モー・ズーイー演じるジエンイーの役作りにも繋がる同性パートナー・リーウェイへの想いや、モー・ズーイーの自作自演のピアノの音色、そして本編ではカットされているジエンイーとリーウェイの仲睦まじい未公開シーンも含めた愛情あふれる素材を、ショートムービーの域にまで凝縮している。
また今回の動画の後半に流れるのは、日本語字幕入りの台湾版予告編。監督は父親が日本人のハーフいうこともあり、日本語が堪能。監督自身の翻訳による日本語字幕入り予告編で、日本の配給宣伝の手は一切加えられておらず、すべて台湾で制作された予告編だ。
さらに、場面写真14点も解禁となった。過去には登山でパートナーであるリーウェイを亡くしたことにも大きく関わり、終いには義母の殺人容疑で囚われの身となるジエンイー。ふたりの死をめぐるミステリー作品の中に垣間見える、ふたりの愛情が際立つ場面写真となっている。
本作の舞台のひとつである山について監督は「台湾人にとって山は特別なもの。本作にも山の景色が多く出てきますし、ジエンイーとリーウェイにとっては、山こそが彼らの居場所。山はすべての生き物を平等に見ています。山が彼らにとって、誰からも咎められることのない家なのです」と語っている。
© 2020 FiLMOSA Production All rights
『親愛なる君へ』
7月23日(金・祝) シネマート新宿・心斎橋ほか全国順次公開
君が生きていてくれたら… 僕はただ、大好きな君を守りたかった ──
老婦・シウユーの介護と、その孫のヨウユーの面倒をひとりで見る青年・ジエンイー。血のつながりもなく、ただの間借り人のはずのジエンイーがそこまで尽くすのは、ふたりが今は亡き同性パートナーの家族だからだ。彼が暮らした家で生活し、彼が愛した家族を愛することが、ジエンイーにとって彼を想い続け、自分の人生の中で彼が生き続ける唯一の方法であり、彼への何よりの弔いになると感じていたからだ。しかしある日、シウユーが急死してしまう。病気の療養中だったとはいえ、その死因を巡り、ジエンイーは周囲から不審の目で見られるようになる。警察の捜査によって不利な証拠が次々に見つかり、終いには裁判にかけられてしまう。だが弁解は一切せずに、なすがままに罪を受け入れようとするジエンイー。それはすべて、愛する“家族”を守りたい一心で選択したことだった…
監督/脚本:チェン・ヨウジエ
監修:ヤン・ヤーチェ(楊雅喆)
出演:モー・ズーイー、ヤオ・チュエンヤオ(姚淳耀)、チェン・シューファン、バイ・ルンイン(白潤音)
2020年/台湾/カラー/106分/シネマスコープ/5.1ch
原題:親愛的房客
配給:エスピーオー、フィルモット
© 2020 FiLMOSA Production All rights
公式Twitter:@filmott
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