ぶっとい二の腕に包まれたいあなたに贈るアジア映画5選
<インド代表>プラバース『バーフバリ』シリーズ
一方で、CGをバリバリ使った人智を超えたアクションで笑いと感動を呼び起こし『バーフバリ』シリーズのような熱狂的な作品を生み出してしまったのも今どきか。インドの神話や伝説・史実をベースに、マヒシュマティ王国の王位継承争いを描いた本作。ドロドロした愛憎劇は、ギリシャ悲劇かシェイクスピア劇か。
そんな普遍的なテーマを、説得力あるものに仕立て上げているのが国王バーフバリと、その血を受け継いだシヴドゥの二役を演じる主演のプラバースの筋肉だ。189cmの恵まれた体に付いた三角筋・胸筋・上腕二頭筋は、観客に「そりゃ巨大な岩だって動かせまっせ!」と何の疑問も抱かせずに納得させてしまうご立派なもの。映画プロデューサーの父と、叔父は俳優というサラブレッドならではが持つ気品と甘いマスクは、恋に浮かれて、大滝を飛び越えたとしても許せてしまう。
一昔前にインド映画ブームを巻き起こした『ムトゥ 踊るマハラジャ』(95)のラジニカーントがインドスターの基準になっていた筆者としては、時の流れやら人類の進化すら見る思い。
<4本目は、中国のぶっとい二の腕映画!>
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