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【アジアのYouTuber特集】#1”YouTube”はどのような存在ですか?

台湾でYouTubeはどのような存在ですか?


2019年の調査によると台湾では全国民の85.6%にあたる2000万人がインターネットを利用し、そのうち1800万人がモバイルデバイスを使っているそう。家族や仲間との結びつきの強い台湾では、LINEなどの通信アプリを通じて気に入った動画をすぐに拡散、共有している印象があります。芸能人の参入はそれほど多くありませんが、ニュースメディアが早い段階から積極的に動画配信を行っているほか、テレビ番組の公式アカウントが放送内容をそのまま投稿することも珍しくありません。

中央省庁や地方自治体、政治家などが情報発信のためにYouTubeを活用していて、今年1月の総統選挙では再選を目指した蔡英文総統が有名YouTuberとのコラボ動画をアップしたり、新型コロナウイルスの流行についても日本の厚労省に相当する衛生福利部が感染予防を呼びかけたりと、老若男女問わず、台湾人の生活に欠かせないメディアになっています。


◎波特王 Potter King  チャンネル登録者数 70.1万人
「今天撩蔡英文總統!全世界第一個撩總統的Youtuber!」
(蔡英文総統を誘惑する!世界で初めて総統を誘惑したYoutuber!)



Text<台湾>: 齊藤啓介(ライター)

1985年生まれ。2005年から台湾在住。現地の大学院を卒業後、台湾系通信社や旅行情報サイトの編集を経てフリー。趣味は旅と食べることと広東語学習。
ブログは「介風見聞録」:https://kennethqi.hatenablog.com

<P3:タイの場合>


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