「2度目のロマンス」プロデューサー馬思竑「情熱と誠意で作った作品だけが、視聴者の期待を裏切らない」
【百度百科(解説コラム)2018-04-15】
聚美影視、思美・達觀影視制作、チャン・ハン、チャン・チュンニン、チャン・ジアニー、ジン・チャオが主演し、同名小説から実写化された都市型ラブロマンス「2度目のロマンス」。本作の「最愛版」トレーラーを見ると、フレッシュで温かな雰囲気に、上海とロンドンで撮影したことで国際的な現代のおしゃれな雰囲気がプラスされている。また、本作のストーリーはビジネスでの競争と恋愛のもつれが描かれていて、展開が激しく視聴者の心を掴み、愛情を描きながら「全ての期待が裏切れられないように」という想像の空間を作った。原作IPの影響力がある、この10年愛のドラマは視聴者の感動を得ることが出来るのか?プロデューサーのマー・スーホン(馬思竑)に尋ねると、「暖かくて現実に近い」というのは本作のコアーポイントと言えると話してくれた。
1.映像化作品に"ハイテク・スタートアップ"要素を入れ、リアリティを重視。視聴者の共感を求める
「2度目のロマンス」ドラマ版は、ビジネス要素と恋愛要素が共に発展して行く。制作チームは原作のラブラインをベースに、ストーリーをより豊富に、より細かくリアルを描き、ラブラインの感動も成長させた。そして、奮闘の要素もあり、ラブとビジネスが交錯する作品に仕上げた。
本作でヒーローとヒロインは初恋の人同士だ。ある誤解で別れていたが、お互いに忘れられない愛が二人を繋ぎとめる。一緒に創業の辛さやハイテク業界の競争、様々な変化と直面した後、この元恋人同士は気持ちを守り、素敵な愛情と暖かい人生を「裏切らない」ことができるか?
どうやって原作にないハイテク・スタートアップのストーリーを脚本に入れるのか、マー・スーホンPDと脚本担当のシュー・ルウイェン(許?艷)は様々な企業家を訪ねた。「記者のように取材して、彼らの生活やストーリーを理解して行った」。そして彼らの素晴らしい創業経歴を素材にして、脚本にヒーローのジャン・ナンシュエンの"一から始めた""ハイテク・スタートアップ"などの人生背景を入れた。マー・スーホン曰く「原作のヒーローの事業は既に成功を納めているが、私たちは現実により近づくために、そして本作にもっと積極的な意味を入れるために、ドラマにジャン・ナンシュエンの努力、奮闘した過程を入れたいと考えた。創業の時代感を出したい。」
ラブラインについては、制作チームが"7年の期待 10年一局"という設定を強化し、恋愛の迷い、守りと堅持を描く。愛しあっている2人が誤解で別れたが、会いたい気持ちが止まらない。強気で冷たいジャン・ナンシュエンは愛情の弱者で、ウェン・ヌアンの帰りを待ち続けている。過去の出来事に縛られているウェン・ヌアンは同じく愛情の霧の中で迷い、抜け出せなくなっている。最後に彼女が勇気をふるい挽回したが、運命は逆転できるのか?こういった恋愛関係の細かい解読も、制作チームが視聴者に伝えたいポイントだ。
2.一番プロなチームがプロの仕事をする チャン・ハンとチャン・チュンニンの共演が一番いい
青春ドラマに上手な達觀影視は、「2度目のロマンス」の制作に対して、自身にもっと高い標準を作った。マー・スーホンPDの言う通り、レッテルを貼るのは他人だが、競争力を保つには居心地のいい場所から抜け出し、領域を広げなければいけない。青春のプラスエネルギーをベースに、写実主義を強調するのは達觀影視が得意とする創作方法。原作にある繊細な感情の再現と、現代劇の品質向上のため、達觀影視は長所が違う二人の監督を起用した。ホァン・ティエンレン(?天仁)監督は細かい感情の処理と細部を得意とし、前作「恋の始まり、夢の終わり」を見ても、その手腕がよくわかるだろう。ワン・ズーミン(王子鳴)監督は映画監督で、テクニックがはっきりしている。マー・スーホンPDと彼女のチームは、この二人の監督の長所を合わせることで、ストーリーも画面もクオリティの高い作品が出来ると信じている。服装、メイク、道具についても、制作チームは同じく「キャラクターに相応しい」ことを最優先している。キャストに服装をオーダーし、ハイブランドの服装もありレベルの高い制作を追求しつつ、コストパフォーマンスも重視する。予算内で一番相応しい服装と道具を買うことはマー・スーホンPDにとってすごく重要だ。
また現代劇において、キャスティングはとても重要だ。マー・スーホンPDは、本作でチャン・ハンのような成熟した俳優を起用したのはこういう俳優たちがキャラクターに相応しいからだと言う。チャン・ハンが演じたジャン・ナンシュエンも、チャン・チュンニンが演じたウェン・ヌアンも、雰囲気も経歴もキャラクターに相応しく、撮影時には細部にこだわりリアリティのある演技を見せてくれる。、マー・スーホンPDは「あの二人の共演は気持ちがいい。撮影現場を見ていても雰囲気が合っていると思っていた。ウェン・ヌアンとジャン・ナンシュエンはこういう感じ」。脚本の視点から見ても、俳優の演技は必ず生活に基づいていて、リアリティを保たなければいけない。これも本作が他のラブロマンスと違う理由だろう。プロデューサーとして、マー・スーホンPDは「2度目のロマンス」の結果に喜んでいる。「本作はファーストフードみたいな、展開が激しいドラマじゃない。ゆっくり物語を語る態度で、視聴者がゆっくり味わえる空間を作るんです」
3.作品を通して感情の価値観を伝え プラットフォームとチームの信頼が彼女に力をあげた
「2度目のロマンス」が伝えたいのは、ひとつの価値観「本当の愛は貴重だから、出会えたら、きちんと大事にする」。マー・スーホンPD曰く「自分は本当の愛を信じている人間だから。視聴者にも今この「ファーストフードみたいな愛」が流行っている時代にも本当の愛は存在していると伝えたい」。
「一代梟雄」、「兩個女人的戰爭」などの話題作を持っているプロデューサーだが、彼女は「現代劇と時代劇の制作には大違い」と言った。特にロケ地の細部に関して、どうやって順調に撮りつつ違いを出し、他の作品にない場面を生みだすかが彼女にとってプレッシャーになっている。「幸いにしてチームの皆が優秀」とマー・スーホンPDが言った。「2度目のロマンス」チームのメンバー、監督、脚本家、美術チームなど現場のスタッフも、湖南衛視、テンセントなどのプラットフォームのパートナーも、皆この作品に対し様々な努力をして力を合わせて、良い作品を順調に送り出せるように動いていた。
彼女の経歴について聞くと、マー・スーホンPDはエンタメ業界に入ったのが早く、学生時代から脚本を読んだり、脚本家のミーティングに参加したりしていた。彼女のこの業界に対する情熱と謹慎な態度は、年齢とともに増えている。今彼女は達觀影視で、考えが一緒なパートナー・チョウ・ダン(周丹:達觀影視の社長。「2度目のロマンス」の制作者)と合作し、今でも「enjoy」の状態を保っている。「周さんは私たちに新しいアイディアと励ましをくれる。もちろん、ドラマの制作に対して高い目標と標準をいつも保たなければいけない。」
マー・スーホンPDは次回作「只為遇見?」に取り掛かる予定。この作品は中国の伝統とファッション美学を合わせる宝石デザイナーの物語で、去年スン・イー、ドン・ルンが共演したドラマ「因為遇見?」の姉妹作。来年彼女は磁器の製造、修理に関する作品を作る予定。この二作によって彼女は職人の精神と文化の相続の大事さを伝えたいと話す。彼女から見ると、都市感情を描くのも国粋を宣揚するとしても、生活に近づく、心から出発することが大事。本心しか本心を惹きつけることはできない。
「2度目のロマンス」が間もなく放送開始、新しい作品もクランクインする。プロデューサーのマー・スーホンにとって、情熱と誠意で作った作品こそ視聴者の期待を裏切れない。大好きなことをするのは彼女の一番の幸せだ。
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