ドラマ『いばらの鳥』 の世界へドボン! -ソウルの市場へ飛び込む-
こんにちは。わたくし、蜜柑と申します。しがない三十路の会社員です。業務に追われ、肩こり・腰痛と共存する毎日です。そんな蜜柑の元気の源は、何といっても韓国ドラマ!
会社の近くに住んでいた頃には、朝起きてドラマを1 話見てから出社。比較的業務の少ない部署にいたため18 時には帰宅。夜もドラマ三昧です。当然リスニング力が上がったことは言うまでもありません。
今は業務も忙しくなり引っ越しもしたため、その頃ほどは見られませんが、それでも2 テラ
ある我が家のハードディスクは、いつも韓国ドラマでいっぱい。今日は「○○の録画日」と
思い出すと会社でも頬がゆるみ、ちょっとくらいいやなことがあっても笑顔で乗り切れる
のです。
そんな韓国ドラマ大好き人間、ドラマの世界を疑似体験したくてたまらず、一年に一回のバケーションはソウルで過ごします。休み前にちょうど見ていたのは、ドラマ『いばらの鳥』。
男性主人公ヨンジョは生地の卸売りの仕事をすることになりますが、その舞台がソウルの広蔵市場。卸商のおじさんたちが慌ただしく布を運んでいる中、慣れないながらも初めての力仕事に精を出す主人公。
行ってみたい!!! このワサワサした雰囲気、味わいたい!!!
ソウルへ着くなり、広蔵市場へ向かいます。ところが、食堂や小物を売るお店はあるのですが、布を扱う通りが見つかりません...... 。一旦あきらめて、東大門総合市場に行ってみることにしました。旅の目的の一つはクッションカバーを作ってもらうこと。東大門総合市場でも作れる、という情報を雑誌で読んでいたのです。
東大門総合市場は、東大門駅を出て目の前。建物に入ると......
待ってました!!! これです、これ 。この雰囲気を味わいたかった...... (遠い目)。
せわしく立ち働くアジョッシ、アジュンマたち。そしててきぱきと布を選ぶ業者の人たち。今にもあの階段からヨンジョが生地を担いでリズミカルに下りてきそうです。
しばしベンチに座って深呼吸。気持ちを落ち着かせたら、縫子さんたちがたくさんいるというD棟地下へ。
優しそうなおばさまに話しかけて、クッションカバーを作りたいと伝えます。日本語、英語は通じにくいので、カバーの寸法は念のため図を書いて渡します。するとおばさま、手招きするではありませんか。
ついていくと、そこは近所の生地屋さん。おばさま出入りのお店なのでしょうか。ここで布を選ぶよう言われます。生地がどれだけ必要かはおばさまが計算して生地屋さんに伝えてくれるので、柄出しを相談しながら生地を選択するだけ。
今回は2種類の生地を選びました。生地屋さんにお金を払い、生地を持っておばさまのお店に戻り、精算を済ませます。あとは、おばさまの腕におまかせ。
次の日、取りに行きました。じゃじゃん!
おばさまが表と裏、リバーシブルにしてくれました。嬉しくてホテルに帰って、さっそくクッションの上に置いてみます。
どうですか!? クッションカバーなんてどこでも買えますが、こういう柄は日本ではなかなか見つからないですよね ? 実は、ドラマ『宮』の主人公チェギョンの部屋を見てから、伝統モダンなインテリアに憧れていたのです!
6 枚のクッションカバーはずっしり重いけど、これは幸せの重み。布を抱え、今度は広蔵市場の生地卸通りを見つけるのだ! と思いながら、帰路についた蜜柑なのでした。
筆者:蜜柑
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