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ノスタルジックな台南へタイムスリップ!

オランダ統治時代の古い建物が残る台南。ノスタルジックな雰囲気を味わえるこの街で最近お勧めのスポット2か所に行ってきた。台南駅から西へ一直線、海安路沿いから入る神農街はおしゃれなカフェやお店が並び、ぶらぶら歩くのに最適だ。



日本統治時代には「北勢街」と呼ばれていた神農街は、神農廟までの300mほどの参道にリノベーションしたお店、カフェ、バーが並ぶ。どれも観光客や地元の人が思わず写真を撮りたくなる所ばかり。夜はライトアップされて下町風情を満喫できる。友人と入ったのは入口脇に置いてあるギリシア彫刻のような首が印象的なカフェ。



店内には海外から集めたという古めかしい家具やシャンデリア、アメコミのような人形が置いてあり、なんとも不思議な空間だ。




奥に深く広がる構造で、階段を上がると2階に鉄製の古いベッドや鏡、実験室のような棚などを置いた部屋があり、そこでもお茶が飲める。建物自体が古いので全体的にレトロな雰囲気。昼間も夜も楽しめる神農街は何度来ても楽しめる。
そして駅近くのロータリーから歩いていくと先に見えてくるレンガ造りの茶色い建物。



2014年6月14日にリニューアルオープンした「林百貨」は、もともと山口県出身の日本の実業家林方一氏が開いた百貨店だった。1932年、現代化の象徴として開業した、目抜き通りを飾る台南で一番大きな「ハヤシ百貨店」だったのである。戦後は工場などに使われ1980年代からは空きビルとなっていたが1998年に市定古跡に認定されて修復工事を行い2013年に完成、2014年オープンに至った。
さて入口は入場制限しており人が並んでいる。中に入ると古いテレビやレトロな柄の椅子が置いてある1階は、



お茶やお菓子など台湾各地の名品が取り揃えてある。名物のエレベーターも並んでいるので踊り場の椅子や古い電灯、時計を見ながら階段を上る。



2~4階はそれぞれ陶器、洋服、文具の階。ちょっと高級感が漂うが色々なデザインの鞄や文具が並ぶ文具の階は楽しい。5階のレストランから階段で6階に上がると屋上にはお土産屋と日本の神社、赤いポストがある。遠くから光を放射して浮かび上がる夜の林百貨はぜひ見ておきたい。



「林」とデザインされた商品はお土産にぜひ。

著者:娜荷

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