ヤン・ミー(楊冪)ってどんな俳優? プロフィール・出演作|アジア俳優名鑑#4
「斛珠<コクジュ>夫人~真珠の涙~」©Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited
アジア俳優名鑑「ヤン・ミー(楊冪)」目次
・ プロフィール
・ おすすめ作品
・ 関連記事
・ エスピーオーがお届けしている出演作品
ヤン・ミー(楊冪)プロフィール
誕生日:1986年9月12日
出身:中国北京市
身長:166.5㎝
血液型:B型
出身校:北京電影学院
weibo:https://weibo.com/yangmiblog
幼少より子役として演技を経験し、北京電影学院で演技を学んだ実力派。ドラマ「神鵰侠侶」(’06)の郭襄役で注目され、可憐で愛らしいキャラクターが彼女のイメージとも重なり、ヤン・ミーの時代劇女優としての存在感を印象付けた。
2009年にウォレス・フォらと共演した「仙剣奇侠伝三」では、唐雪見と夕瑶役の二役を演じて話題となり、「新四大若手女優」の一人として名前を挙げられるように。翌年2010年には、于正プロデューサーの'美人'ドラマシリーズ「美人心計」に出演し、影のある女スパイ役に挑戦。また「紅楼夢」では晴雯役で登場し、お転婆娘役だけに終わらない女優としての才能を発揮した。
2011年に「宮パレス~時をかける宮女~」に出演し、タイムスリップ時代劇の先駆けともいえる本作は大ヒット。そしてヤン・ミーの代表作「永遠の桃花~三生三世~」(’17)では驚異の視聴回数500億回越えを記録、日本でもテレビ放送されるやいなや人気作となり、熱いファンを生んだ。続いて、2018年の製作費83憶円の大型時代劇「扶揺(フーヤオ)~伝説の皇后~」もヒットをおさめ、「ヤン・ミーの古装劇(時代劇)にハズレなし!」と言わしめるほどの存在に。その人気は中国国内にとどまらず、2021年の「斛珠<コクジュ>夫人~真珠の涙~」は8か国で配信された。
「永遠の桃花~三生三世~」©2017 Shanghai GCOO Entertainment Co., Ltd
「扶揺(フーヤオ)~伝説の皇后~」© Jetsen Huashi Wangju Media Co., Limited
時代劇だけでなく、現代ドラマの出演作も見逃せない。現代ドラマでは、ラブストーリーだけでなくお仕事ドラマとしても楽しめる作品が多く、様々な職業の女性を演じている。例えば、「私のキライな翻訳官」(’22)では通訳者、「謝謝你医生(原題)」(’22)では医師、最新作「マリアージュ・ブラン~嘘つき弁護士の愛の法則~」(’22)では弁護士を演じている。また、「君は僕の談判官」(’16)での談判官や「暴風眼-特命捜査官-」(’21)での国際犯罪組織に挑む捜査官など、一風変わった職業も持ち前の演技力で見事に演じ切っている。
「私のキライな翻訳官」©Drama Core
「君は僕の談判官」© Drama Core Co., Ltd
また、共演者の魅力を引き出すのも上手な彼女。シュー・カイ(許凱)、バイ・ユー(白宇)、ウィリアム・チャン(陳偉霆)、イーサン・ルアン(阮經天)、マーク・チャオ(趙又廷)、チャン・ビンビン(張彬彬)、ファン・ズータオ(黄子韜)、ホアン・シュアン(黄軒)など、数々の実力派俳優やフレッシュなスターたちとの見事なケミストリーにも注目だ。
俳優としての活動以外にも、ヤン・ミーには個人芸能事務所&制作会社を運営する敏腕ビジネスウーマンとしての一面も。所属タレントにはディリラバやチャン・ビンビンといった売れっ子たちが名を連ねており、制作会社は「永遠の桃花」「如歌~百年の誓い~」などの話題作を制作している。
「斛珠<コクジュ>夫人~真珠の涙~」©Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited
ヤン・ミー出演のおすすめ作品
「宮パレス~時をかける宮女~」
主人公カップルとルームメイトの音楽家役。控えめだけど、困っている人を放っておけない優しさがステキ! ヤン・ミーといえばこれでしょ!高貴な皇子様相手にタメ口上等でやりあう気の強さが痛快!
「私のキライな翻訳官」
現代ドラマでもヤン・ミーの魅力は全開!お得意のツンデレ・ラブストーリーで、高視聴率を獲得した。
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Text:島田亜希子
ライター。中華圏を中心としたドラマ・映画に関して執筆する他、中文翻訳も時々担当。Cinem@rtにて「中国時代劇トリビア」「中国エンタメニュース」を連載中。『中国時代劇で学ぶ中国の歴史』(キネマ旬報社)『見るべき中国時代劇ドラマ』(ぴあ株式会社)『中国ドラマ・時代劇・スターがよくわかる』(コスミック出版)などにも執筆しています。
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