最新中国ドラマ|ティファニー・タン&リウ・シュエイー主演「念無双」が高評価を獲得
引用元:wechat 德塔文科技 公式アカウント:「德塔文影视观察」
記事タイトル:「《念无双》仙侠创新受肯定,王星越向涵之《定风波》传暑期档播出|剧日报」
中国で市場分析を展開する德塔文科技による影視観察(datawinfilmtv)データより、ドラマデイリー景気指数TOP10にランクインしたドラマを、ピックアップしてご紹介!(以下、ドラマタイトルは全て原題の表記です)
注目作品:ティファニー・タン&リウ・シュエイー主演「念無双」が高評価を獲得
この日取り上げられた注目作品は、3月27日からiQIYIとYOUKUの両プラットフォームで公開開始となったティファニー・タン(唐嫣)&リウ・シュエイー(劉学義)主演の「念無双」。この日のランキングでは、景気指数1.7以上を獲得し、上位にランクインを果たしている。
このドラマは、ストーリーと密接に結びついた「神魔大戦」という壮大な背景を持ち、仙侠の伝統的な枠組みを継承しているように見えるが、実際には繊細な運命の物語と革新的なキャラクター設定を通じて、新しいアイデアを切り開いている。宿命・運命という点では、神器を取り戻すために下界に降り立った神女・無双の探求の流れと、男性主人公の源仲がある理由から部族によって抑圧される悲劇の流れを織り交ぜて描かれていく。そして冒頭から第6話までには、“ヒロインが侍女に変装して主人公に近づく”や“神器に隠された真実”などの仕掛けで視聴者の興味をそそる。さらには、男性主人公とヒロインが殺し合うところから知り合うところまで感情の流れがコンパクトにまとまっており、視聴者の感情的ニーズに的確に応える展開となっている。
キャラクター設定の面では、ティファニー・タン演じる神女が工匠の神という職人のスキルと属性を持って描かれているのが非常に創造的と評されている。リウ・シュエイーのアンニュイな雰囲気を持つ男性主人公像もまた革新的であり、従来の仙侠劇の型にはまらないキャラクターになっている。影視観察のデータによると、ドラマ放送初週の24~30歳の視聴者の関心度は比較的高く、伝統的なファンタジードラマのコア視聴者層に正確に届いていると分析されている。
注目作品:ワン・シンユエの探案物「定風波」の期待が高まる
この日取り上げられた放送待機作品では、ワン・シンユエ(王星越)&シャン・ハンジー(向涵之)共演の探案時代劇「定風波」が2025年夏期に公開予定というニュースが話題となり、ランクイン。探案物でのワン・シンユエのパフォーマンスは特に注目を集めており、ドラマに対する市場の期待は高まり続けている。

翻訳・編集:島田亜希子
ライター。中華圏を中心としたドラマ・映画に関して執筆する他、中文翻訳も時々担当。Cinem@rtにて「中国時代劇トリビア」「中国エンタメニュース」を連載中。『中国時代劇で学ぶ中国の歴史』(キネマ旬報社)『見るべき中国時代劇ドラマ』(ぴあ株式会社)『中国ドラマ・時代劇・スターがよくわかる』(コスミック出版)などにも執筆しています。
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