Cinem@rt エスピーオーが運営するアジアカルチャーメディア

最新中国ドラマ|ジン・ティエン&ジャン・ワンイーの時代劇「似錦」、人気の理由は……

引用元:wechat 德塔文科技 公式アカウント:「德塔文影视观察」
記事タイトル:「《似锦》后劲持续升至榜首,任嘉伦《风与潮》开机|剧日报」


中国で市場分析を展開する德塔文科技による影視観察(datawinfilmtv)データより、ドラマデイリー景気指数TOP10にランクインしたドラマを、ピックアップしてご紹介!(以下、ドラマタイトルは全て原題の表記です)

注目作品:ジン・ティエン&ジャン・ワンイーの時代劇「似錦」、人気の理由は……

「似錦」キービジュアル

今回取り上げられた注目作品は、3月1日から配信されているジン・ティエン(景甜)&ジャン・ワンイー(張晩意)の時代劇「似錦」。このドラマの景気指数は放送開始v以来急速に上昇、その後も連続して安定した数値を獲得し、人気の持続性が期待されている。

このドラマは、ヒロインの転生、家族の確執といった見どころや、元のIPの影響により、放送初期から一定の注目を集め、視聴者を惹きつけた。また、中盤から後半にかけて宮廷劇の要素が導入されたことで、こうしたジャンルのファンの視聴も増加した。

現在の反響から判断すると、家庭内での紛争がもたらす痛快な展開や、女性同士の現実的な相互扶助、そして時折生じる軽妙な笑いの要素などが、多くの肯定的な支持を受けている。こうした評価は、このドラマが家族でのできごとを入り口に、愛情や、女性の自立心といった核心的な部分を、軽やかさと共に観るものに伝えられていることが反映されているとも。また、宮廷劇としての要素の豊富さも、男性主人公のバックグラウンドを引き立てると共に、女性の痛快劇を深く掘り下げて描くうえでもセールスポイントとなっているようだ。

こうした視聴者を惹きつける様々な要素が含まれていることが、このドラマの人気の勢いが続いている主な理由でもあると分析されている。


注目の放送待機作品:アレン・レン主演「風与潮」が撮影開始、キャストが公式発表

15日掲載のランキング情報に取り上げられた放送待機作品では、年代劇「風与潮」の撮影開始とキャストが公式発表され、エンタメ情報に敏感な視聴者の間で話題を巻き起こし、ランキングのトップに。

このドラマは抗日戦争中のマカオの金融・貿易戦争を背景に描かれていく諜報劇で、「斗羅大陸~7つの光と武魂の謎~」のヤン・ジェンユー(楊振宇)監督といったヒット作を手掛ける制作陣が参加していることも話題に。

また、本作で主演を務めるアレン・レン(任嘉倫)は、20年のドラマ「秋蝉」以来の諜報劇ということで、彼の役者としての挑戦意欲が話題を呼ぶと同時に、市場でも注目が集中する作品となっていると伝えられた。


翻訳・編集:島田亜希子
ライター。中華圏を中心としたドラマ・映画に関して執筆する他、中文翻訳も時々担当。Cinem@rtにて「中国時代劇トリビア」「中国エンタメニュース」を連載中。『中国時代劇で学ぶ中国の歴史』(キネマ旬報社)『見るべき中国時代劇ドラマ』(ぴあ株式会社)『中国ドラマ・時代劇・スターがよくわかる』(コスミック出版)などにも執筆しています。

記事の更新情報を
Twitter、Facebookでお届け!