最新中国ドラマ|サスペンスドラマ「二十一天(原題)」、3つの人気の要因
引用元:wechat 德塔文科技 公式アカウント:「德塔文影视观察」
記事タイトル:「《二十一天》慢热开播,罗云熙首度出演悬疑剧《剥茧》开机|剧日报」
中国で市場分析を展開する德塔文科技による影視観察(datawinfilmtv)データより、ドラマデイリー景気指数TOP10にランキングしたドラマを、ピックアップしてご紹介!(以下、ドラマタイトルは全て原題の表記です)
注目作品|サスペンスドラマ「二十一天(原題)」、3つの人気の要因
この日取り上げられた注目作品は、オウ・ハオ(欧豪)、チャン・シュエイン(張雪迎)、ジャン・ウー(姜武)らが出演するサスペンスドラマ「二十一天」。景気指数は開始以来徐々に上昇し、現在の指数は1.239でリスト6位にランクされており、成績も良好だ。
このドラマの成績好調の要因として、第一には「災害 + サスペンス」といったテーマの組み合わせにより、主題が比較的斬新で魅力的なものになっている点があげられている。第二に、閉鎖空間でのサバイバルゲームが描かれている点で、ストーリーの緊迫感や圧迫感による視聴体験に加え、極限環境下での登場人物の行動や心理の変化がダークさを表現するという点でも話題性を高めている。そして第三には、一方では地下に閉じ込められた人々の生存競争が描かれ、もう一方で地上での刑事による事件の真相の究明が重層化して描かれており、サスペンス感が増加していく点だ。
しかし、放送時間がまだ短いため、プロットの展開は現在のところ初期段階にあり、一部のプロットとキャラクターの動機が完全には見えてはおらず、後半のサスペンスを維持および強化できるかどうかは、今後の展開への期待となっている。
期待の放送待機作品|レオ・ロー、サスペンスドラマ「剥繭」で法医役に挑戦
放送待機作品では、サスペンスドラマ「剥繭」のクランクインが正式に伝えられ、レオ・ロー(羅雲熙)がサスペンスドラマに主演、そして法医役に挑戦ということが大いに注目を集め、景気指数も大幅に上昇をみせた。
サスペンスドラマ分野でのレオ・ローの活躍は、新たなキャリアの幅を広げる上でも重要となるだろう。一方で、法医学犯罪捜査というテーマは市場では特に目新しいものではなく、人々の心に深く根付いている人気作品も数多くあるため、同質的な競争をいかに回避するかという課題に直面していると分析されている。
「剥繭」は「追撃者 ~逆局~」「次の被害者」のデヴィッド・チュアン(莊絢維)監督、レオ・ロー、『シャクラ』のリウ・ヤースー(劉雅瑟)が主演を務め、「太子妃 狂想曲<ラプソディ>」「夕月花(せきげつか)~三世を駆ける愛~」のジャン・チーリン(江奇霖)などが出演する。
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翻訳・編集:島田亜希子
ライター。中華圏を中心としたドラマ・映画に関して執筆する他、中文翻訳も時々担当。Cinem@rtにて「中国時代劇トリビア」「中国エンタメニュース」を連載中。『中国時代劇で学ぶ中国の歴史』(キネマ旬報社)『見るべき中国時代劇ドラマ』(ぴあ株式会社)『中国ドラマ・時代劇・スターがよくわかる』(コスミック出版)などにも執筆しています。
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