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最新台湾映画|ホラーコメディ『鬼才之道』がトロント国際映画祭で大喝采、ワン・ジンが感激の涙

ニュース提供元:牽猴子

   ジョン・シュー監督とワン・ジン 
牽猴子

台湾で話題沸騰中の映画『鬼才之道(原題)』(英語:Dead Talents Society)が7日、トロント国際映画祭のミッドナイト・マッドネス部門で世界初上映され、監督のジョン・シュー(徐漢強)とキャストのワン・ジン(王浄)が上映後イベントに登壇した。

1000人以上がひしめく満席の会場を見た二人は最初緊張を隠せなかったが、上映中、笑い声が上がるとホッとした様子を見せた。ジョン・シューは「最初から最後までずっと笑い声と拍手が聞こえました。華語にはないユーモアも、英語に翻訳されると完全に理解してもらえました」と興奮気味に語った。観客からの質問は引きも切らず、カナダの観客にも高く評価されたことが伺える。

上映のイベントに登壇するジョン・シュー監督とワン・ジン
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『返校 言葉が消えた日』での釜山国際映画祭に続き、再び外国の映画祭に共に出席できることに二人は喜びを示した。海外映画祭の上映イベントに初めて出席したワン・ジンは、満席の会場と、映画のタイトルが流れたオープニングで観客から歓声と拍手が上がったときは感激で泣きそうになったという。「初めて訪れたカナダで、ジョン監督とトロント国際映画祭に参加できて本当に嬉しいです。言葉や文化の違いを超えた、観客の皆さんの熱意にとても感動しました」と語った。監督のジョン・シューも観客の反応に触れ「トロントの観客は信じられないほど熱量が高く、会場中大笑いと拍手喝采でした。ジョアンナ・ウォン(王若琳)の主題歌も、『愛的視線』も気に入ってもらえました。文化の壁があると思っていたシーンも受け入れられたのは、クリエイターとして本当に幸せです。特に旺来5人組がセーラー服を着てインフルエンサーを驚かせたシーンでは、劇場中が衝撃を受けたのを実感して、危うく泣きそうになりました」と明かした。

ジョン・シューが「観客と対話ができるように、私がずっと試してみたかったことです」と語るエンドロールも大きな反響があった。エンディング曲「愛的視線」と共におまけ映像が映し出されると、さらに熱烈な拍手が鳴り響きコンサートさながらの大歓声が上がった。また、映画会社がトロントまで持参したという劇中のセーラー服を、ミッドナイト・マッドネス部門の主任キュレーター、ピーター・クプロウスキーが身につけて登場すると観客はさらにヒートアップ。このサプライズに、ジョン・シューは「先週セーラー服特集上映が終わり、この衣装もクランクアップしたと思っていましたが、まさか本物のセーラー服にまた会えるとは思いませんでした」と笑った。

ワン・ジン、ピーター・クプロウスキー、ジョン・シュー監督
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『鬼才之道』は、チェン・ボーリン(陳柏霖)、チャン・ロンロン(張榕容)をはじめ、ワン・ジン、バイバイ(百白)、ショウショウ(瘦瘦)、ヤオ・イーティー(姚以緹)らが出演する。物語は落ちぶれた「旺來ホテル」の414号室から始まる。旬を過ぎたディーバ幽霊のキャサリン、幽霊マネジャーのマコトは、霊界の流行に淘汰されないための方法を探っていた。頂上を目指す幽霊たちは、どのように人間界で名を馳せ、新たな都市伝説を生み出すことができるのか? 想像を超える史上初の冥界コメディ『鬼才之道』は台湾全域で上映中。

ワン・ジン
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翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。

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