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最新台湾ドラマ|マオ・チーション主演のBLドラマ「獨佔接班人(原題)」がクランクイン!

ニュース提供元:LINE TV

 
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LINE TV、海王天璽、優勢全球が共同製作するBLドラマ「獨佔接班人(英語名:Exclusive Love)」のクランクイン式が4日に行われ、iQIYI(愛奇藝)インターナショナルがパートナーとして加わることが発表された。式には監督のチウ・ハオジョウ(邱晧洲)をはじめ、キャストのマオ・チーション(毛祁生)、ジャン・ジアシェン(張家陞)、シュー・ウェイゾー(徐瑋澤)、プー・ジンホン(朴靖恆)、スン・マイジエ(孫麥傑)、チェン・リーヨウ(鄭吏佑)、ユー・コーホン(余科宏)、アン・ハオイン(安昊英)、ジー・シンリン(紀欣伶)らが出席。製作チームの加護を祈願し、本格始動を宣言した。

ラブシーン撮影に備え、まずスタイル維持に努めたという主演の4人。マオ・チーションは逆三角形の体型に近づけるため、まず体重を80キロまで増やしてから、ウェイトトレーニング、バスケットボールなどあらゆるトレーニングを毎日4時間以上、3カ月間続けた。フード付きの上着2枚とレインコートを着込んで、体から塩分と水分を抜くのがかなり過酷だったという。一方、毎日飲んでいたハンドシェイク・ドリンク(タピオカミルクティーに代表されるシェイク飲料)を節制し砂糖の摂取をやめたという、甘いもの好きのジャン・ジアシェンは、「色白なので腹筋がわかりづらいのですが、もう少し絞れると思います」と意欲を見せた。プー・ジンホンと温泉に入るシーンがあるシュー・ウェイゾーは、特に胸筋と肩の筋肉を意識し、日々の食事を記録、3カ月で絞り込んだ。痩せすぎを気にするプー・ジンホンは、きついウェイトトレーニングで筋肉を増量したという。ストイックに鍛えた4人は画面の中でベストな姿を披露し、(筋肉をアイスキューブにたとえ)「アイスキューブ・ボーイズ」を結成したい狙いだ。


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納棺師を演じるにあたり、葬儀社で職務を学んだのはマオ・チーションとジャン・ジアシェン。ジャン・ジアシェンは「まず故人へ敬意を表し、故人の名を呼んだ上でマッサージを始める旨を伝えます。これは故人への敬意とマナーであると同時に、ご遺族を安心させ、きちんと故人とお別れできるようにするためでもあります」と初体験をシェア。マオ・チーションは「ジアシェンにマッサージをしてあげた後、自分も横たわって先生とジアシェンにやってもらいましたが、この仕事の神聖さを感じました。たとえ故人が感じなかったとしても、僕は気持ちが温かくなりました」と明かした。マオ・チーションはさらに、自分が霊媒体質であることを暴露。3度の前世ではいずれも将軍だったため、今でも“多くの人”から助けを求められるが、今世では力になれないと思い応じていないという。

芸能界入りしてから5年目のシュー・ウェイゾーは、本作にキャスティングされる前は仕事に恵まれず、二つのバイトを掛け持ちしていた。母親が家賃、光熱費の支払いに苦労しているのを見て、俳優になる夢を諦めかけたこともある。「今回のオーディションに受からなかったら、フルタイムの仕事を探さなければならないとわかっていたので、思いは格別です。未来はどうなるかわかりませんが、全力でできることをやっていきたいと思います」と、背水の陣で役作りに臨む覚悟を明かした。

シュー・ウェイゾーとはスポーツバラエティ番組で知り合い、プライベートでも連絡を取り合う仲というジャン・ジアシェンも、低迷期には俳優になることを諦め、デリバリーのバイトをしていたという。幸いバラエティ番組出演後には広告の仕事も増え、今回はBLドラマに初主演。俳優として新たな一歩を踏み出した。


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また4人は8月、石碇(新北市)へ1泊2日の旅行をし、同じ部屋で寝泊まりしたことを明かした。あるときプー・ジンホンが川を渡ろうとすると、足が深い場所に取られた。プー・ジンホンは溺れると慌てたが、ジャン・ジアシェンとシュー・ウェイゾーがすぐさま助け事なきを得たそうだ。プー・ジンホンがふざけているのかと思ったマオ・チーションは一歩反応が遅れたが、後に泳ぎが苦手であることを知り、プー・ジンホンを守る「安全チーム」を結成。プー・ジンホンが水に入るときは、3人が常に気を配った。そうして川辺で遊んだり、上半身裸で大きな岩の上に座り、朝から晩まで語り合ったりしたことで、互いの距離が急速に縮まったという。

プー・ジンホンが足を滑らせたことに一番慌てたジャン・ジアシェンは、その理由を次のように説明した。「昔、同じく旧暦7月(※)に溺れた後輩を助けたことがあります。深いプールで泳いでいる途中、彼がもがいて僕を掴んできたので、すぐに水面に押し上げ、プールサイドまで連れていきました。でもそれ以来、僕は交通事故などの不運に遭うんです。聞いたところでは、“彼ら”の交替の機会を僕が止めたからだそうです」とひやりとする話を聞かせ、皆を驚かせた。


※旧暦7月:台湾では「鬼月」と呼ばれ、先祖や無縁仏の霊がこの世に戻って来る時期にあたり、水辺で遊ぶことなどは禁忌とされている。


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「獨佔接班人(原題)」あらすじ

葬儀社の二代目・王湛(ジャン・ジアシェン)は、幽霊嫌いの臆病者。歌手になる夢を追い求め、家業を継ぐことを先延ばしにしていたが、業界エースの納棺師・唐篤知(マオ・チーション)と共同生活を強いられ特訓を受けることになる。一方、張以慶(シュー・ウェイゾー)と涂井和(プー・ジンホン)は、高校時代から両片思いの関係。しかし紆余曲折があり、涂井和は裕福な家庭の子女・周宥寧(ジー・シンリン)との結婚を決意する。張以慶は二人の結婚式を自らサポートすることになり……。


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翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。

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