最新台湾ドラマ|リアルな女優人生を描いたNetflixドラマ「影后」、釜山国際映画祭でワールドプレミア上映
ニュース提供元:齊石傳播
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「おんなの幸せマニュアル 俗女養成記」のイェン・イーウェン(嚴藝文)が脚本・監督を務めるサバイバルドラマ「影后(原題)」が8月26日、第29回釜山国際映画祭に選出されたことがわかった。1〜3話が同映画祭で劇場上映される。監督をはじめ、主要キャストのシェリル・ヤン(楊謹華)、シエ・インシュエン(謝盈萱)、アニー・チェン(陳庭妮)らが共に同映画祭に出席し、釜山の観客と交流する予定だ。
「影后」は、芸能界を生き抜く女優たちの実話を基に、各世代の女優の強さと誇り高さ、そして繊細で脆い内面を描いた物語。監督のイェン・イーウェンは「釜山でワールドプレミア上映を迎えることができ光栄です。わくわくする反面、少しプレッシャーもあります。自分で育てた “子ども”をやっと皆さんにお見せできます。観客の皆さんには、この生身の女優たちと一緒に楽しく笑って、思いっきり泣いて、そこから少しでも多くの勇気と粘り強さを受け取っていただければ嬉しいです」と喜びを示した。
シェリル・ヤン
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キャストたちも次々に朗報へのコメントを寄せている。シェリル・ヤンは「配信日が近づくだけでも期待でいっぱいでしたが、それよりも早く釜山国際映画祭の出品作に選出されたという吉報に、グローバル化がまた一歩認められたと感じます。監督、そして『影后』の女優方、おめでとうございます。観客の皆さんが『影后』を気に入り、拍手を送ってくださったら嬉しいです。また、女優に対するさまざまなイメージやご理解をシェアしてくださることで、未来へのより良い養分となることを願っています」と語った。シエ・インシュエンは、「視点を変えればプレッシャーもありますが、この作品は最初から最後まで、毎日大変ご苦労されている監督を見ていたのでやはり嬉しいです。イーウェン監督がどれほどの努力と思いを込めて制作したかが伝わってくる『影后』を気に入っていただければ幸いです」と、監督へのリスペクトと共に喜びを示した。アニー・チェンは「皆さんもきっと女優の人生に興味があるのではないかと思います。この物語には文化的な制約がありません。劇中の女性同士の友人間の感情もとてもリアルなので、私自身とても楽しみにしています」とし、映画祭で観客から直接反響を受け取れることに期待を寄せた。
シエ・インシュエン
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共に台湾芸能界の第一線で活躍中のシェリル・ヤンとシエ・インシュエンは、本作が初共演となる。人一倍愛憎激しい大スター周凡を演じるシェリル・ヤンは、「スクリーンの前で女優が魅力的に輝くまでの舞台裏や、プライベートでの友情や愛の試練など、女優のリアルな人生を描いたストーリーです。実のところ、女優は多くのアイデンティティの1つにすぎず、喜怒哀楽や愛憎、浮き沈みは誰もが経験することと同じですが、それらを皆さんにご覧いただけることを嬉しく思います」と、華やかな表舞台の裏の知られざる一面や恋愛問題も多く盛り込まれていることを明かした。一方、シェリル・ヤンとはかつての親友から宿敵関係となる、マネジャー役のシエ・インシュエンは、「大女優たちのストーリーラインにはそれぞれ意味があり、芸能界にかかわらず女性にとって、ほぼすべての人が直面する問題なので内容に入りやすいと思います」と、共感性が高い作品であることを説明。その華やかな立場に戸惑っているもう一人の大女優を演じるアニー・チェンは、「きれいな衣装を脱いで役から抜け出した後の、繊細で感受性の強い女優たちのリアルな生活を、皆さんの前に明らかにします」と語った。
アニー・チェン
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その他のキャストは、シュエ・シーリン(薛仕凌)、シエ・チョンシュアン(謝瓊煖)、ヤン・グイメイ(楊貴媚)、チョン・シンリン(鍾欣凌)、ヴィッキー・ツェン(曾莞婷)ら。「影后」は、11月7日からNetflixで全世界独占配信。
翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。
台湾でのドラマ・映画などのエンタメ最新情報をお伝えしています。
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