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最新台湾ドラマ|Netflix独占配信、2024年の大注目華語ドラマを発表!

ニュース提供元:齊石傳播、Netflix

2023年は「模倣犯」、「WAVE MAKERS〜選挙の人々〜」、「此の時、この瞬間に」を通して、台湾の映像作品を世界に普及させ国際市場における華語ドラマの地位を確立したNetflix。引き続き華語ドラマの開拓に余念がない同社は、麻吉砥加電影、幸運火花創意、瀚草文創、金盞花大影業、良人行影業など一流の製作チームが手がけた2024年の独占配信ドラマを発表した。

先陣を切って配信されたのは、性について大胆に語られる超前衛的ライトコメディ「セックスを語るなら」。さらに、華語推理サスペンスの続編「次の被害者」シーズン2、2023年興行収入1位の映画『僕と幽霊が家族になった件』のスピンオフドラマ「正港署(原題:正港分局)」、「おんなの幸せマニュアル 俗女養成記」の監督イェン・イーウェン(嚴藝文)が芸能界の生態や秘密を掘り下げた「影后(原題)」など、いずれも多様な華語作品が配信される予定だ。


「セックスを語るなら」Netflix

Netflix華語コンテンツのディレクターは、「2020年から制作とプロモーションを強化していますが、今年も引き続き台湾のトップクリエイターや俳優と協力し、多様なローカル色を打ち出した高品質の華語コンテンツのリリースに尽力します。華語コンテンツの無限の創造性を世界中の視聴者にお見せしたい」と意欲を見せた。



人気シリーズの続編! 「次の被害者」シーズン2

シーズン1の人気を受け、華語推理サスペンスとしてはNetflix初の続編が実現した「次の被害者」は、総監修のツェン・ハンシエン(曾瀚賢)、プロデューサーのタン・シェンロン(湯昇栄)とシュー・グオルン(徐國倫)、監督のデヴィッド・チュアン(莊絢維)とチェン・グァンジョン(陳冠仲)、キャストのジョセフ・チャン(張孝全)、アン・シュー(許瑋甯)、ジェイソン・ワン(王識賢)、ムーン・リー(李沐)ら頼もしい顔ぶれが続投する。このほか十数年ぶりに俳優復帰するターシー・スー(蘇慧倫)、10年ぶりに台湾ドラマに復帰するディーン・フジオカ、「此の時、この瞬間に」で大ブレークした香港のテレンス・ラウ (劉俊謙)らが新キャストとして参加する予定だ。


「次の被害者」シーズン2  Netflix

シーズン1のその後が描かれるシーズン2では、鑑識官のファン・イーレン(ジョセフ・チャン)と娘のジャン・シャオモン(ムーン・リー)は一緒に暮らすようになっていた。しかし連続死亡事件でファン・イーレンは重要容疑者にされてしまう。この事件には彼が15年前に担当した殺人事件も含まれており、恩師・聲譽も同様に疑われていた。ファン・イーレンは、娘が二度と家を失うことのないよう身の潔白を証明するために、刑事のチャオ・チョンクワン(ジェイソン・ワン)、法医学者の薛欣寧(ターシー・スー)と協力し真相究明に奔走するというストーリーだ。

ジョセフ・チャンは「今回は事件や登場人物がより複雑な構成になり、キャラクターに伴いキャストも増えました」と見どころを語った。ジョセフ・チャンとの共演シーンが多いアン・シューも「より謎に満ちたハラハラドキドキの展開になっているので、より多くの方にシーズン2に込められた思いをご覧いただければ嬉しいです」と期待を寄せた。新キャストのディーン・フジオカは「自分にとっては初めてのNetflix作品であり久しぶりの台湾復帰作でもあります。私が演じる検事・張耿浩の背景にも彼の物語がありますので、新キャラクターによる新たな展開にご期待ください」と語った。


「次の被害者」シーズン2  Netflix

『僕と幽霊が家族になった件』のスピンオフドラマ「正港署」

Netflixでも大きな反響があったアクションコメディ『僕と幽霊が家族になった件』のスピンオフドラマ「正港署」は、ダブル“豪(ハオ)”監督ことチェン・ウェイハオ(程偉豪)とイン・チェンハオ(殷振豪)がメガホンを握り、グレッグ・ハン(許光漢)演じる正港署の刑事・グレッグ・ハン(許光漢)が活躍するユニークなクライムコメディを制作する。口コミの好評価からドラマ版へと発展した「正港署」について、チェン・ウェイハオは「これは珍しいタイプのクライムコメディです。不条理、コメディ、ミステリーを組み合わせたもので、正港チームのメンバーを愛さずにいられないと思います」と胸を張った。グレッグ・ハンも「非常にナンセンスで恥知らずなこのシットコムを存分に楽しんでいただきたいです」と太鼓判を押した。


「正港分局」 Netflix

世代を超えた女優たちの多彩な魅力を描く「影后」

「影后」は、シエ・インシュエン(謝盈萱)とシェリル・ヤン(楊謹華)がダブル主演するほか、シュエ・シーリン(薛仕凌)、アニー・チェン(陳庭妮)、シエ・チョンシュアン(謝瓊煖)、ヤン・グイメイ(楊貴媚)、チョン・シンリン(鍾欣凌)ら豪華キャストが集結。俳優としても活躍する監督のイェン・イーウェンは「この物語の原点は、受賞後、仕事上の焦りや不安が大きくなった自分自身にあります。脚本の初期段階で、主演女優賞クラスの方たちにたくさん取材しました。彼女らの誠実さや勇気に触れて自分は一人ではないと感じられ、この『影后』で老・中・若と世代を超えた女優たちの多彩な魅力を描くことにしました。Netflixを通じて世界中の方々に、誇り高くもろい俳優の内面世界をご覧いただけることを楽しみにしています」と語った。


「影后」 Netflix

「影后」は、同じ時期にデビューした薛亞之(シエ・インシュエン)と周凡(シェリル・ヤン)を中心に描かれる。ゴシップ雑誌は常に薛亞之と周凡をライバル的な視点で取り上げるが、互いに助け合ってきた姉妹のように仲の良い二人の友情を傷つけはしない。薛亞之が李子齊(シュエ・シーリン)との結婚を決意するその日までは……。この結婚は、二人の友情を大きく切り割き、女優の運命をも変えてしまう。仲の良かった二人が共演NGの宿敵となれば、血に飢えたメディアのお気に入りのネタのはずだが、実際には誰も気に留めない。二人の絆を切り裂いた鋭い刃が、ただ互いを苦しめ続ける……。

シェリル・ヤンは今年配信されることについて「2024年に受け取った最初の素晴らしいニュースです。カメラがあってもなくても自分を生きようと懸命に努力する『影后』の登場人物を通して、どの少女の中にも女性がいる、どの女性の心にも少女がいると感じていただけると思います。皆さんの期待は裏切りませんよ」と自信をのぞかせた。シエ・インシュエンも「タイトル自体が特別な作品。イーウェン監督のアイデアの最終形をやっと皆さんにお見せすることができます。ユーモアと温かさに満ちた内容で、撮影中素晴らしい女優の皆さんをたくさん観察する機会に恵まれ、この作品に出演できてとても光栄だと思わされました」と語った。シュエ・シーリンは「イーウェン監督と仕事をするのは今回が初めてですが、とても特別で忘れられない良い経験になりました。おそらく監督自身も女優なので、監督としてのプロ意識はもちろん、俳優の感情をどう導くかがとても巧みで、俳優との直接的な会話からシーン全体のセッティングまで、心地よく力を発揮できる場を心を込めて整えてくれたので、さまざまな可能性を試す一歩を安心して踏み出すことができました」と監督への信頼感を明かした。

「次の被害者」シーズン2、「正港分局」、「影后」は、2024年Netflixで全世界独占配信予定。

翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。

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