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【最新ドラマin台湾】豪華キャストが競演、新作BLドラマ「某某(原題)」がクランクイン! ダブル主演の二人は恋人ムード満点

ニュース提供元:用心娛樂

リウ・ドンチンとツェン・シアンジェン、監督
藝圖影業

青春溺愛系BLドラマ「某某(原題)」のクランクイン記者会見が6月7日、風光明媚で知られる陽明山(台北市)で行われた。同名の人気ネット小説を原作とした「某某」は、両親の結婚で「兄弟」となった男子高校生二人の恋模様を描く。

監督は、大ヒット映画『君の心に刻んだ名前』のリウ・クァンフイ(柳廣輝)。ダブル主演を務めるのは、ニューフェイスのリウ・ドンチン(劉冬沁)とツェン・シアンジェン(曾向鎮)。そのほか、演技派俳優のホン・シャオリン(洪小鈴)、トゥアン・ジュンハオ(段鈞豪)、ヤオ・アイニン(姚愛寗)、ツァイ・ジェンティン(蔡振廷)ら、台湾BLドラマ史上最強ともいえる豪華キャスト陣が脇を固める。

「某某」キャスト集合写真
藝圖影業

リウ・ドンチンは、相手役ツェン・シアンジェンの第一印象について「夜遅い時間だったので疲れていたのだと思いますが、少し冷たい感じで『偉そうだな』と思いました。彼が演じる江添役に似ています」と語った。しかし話してみると、バスケットやスケートボードなど互いに共通の趣味が多いことに気づき、一緒にトレーニングしたいと思うようになったという。

一方、ツェン・シアンジェンから見たリウ・ドンチンの第一印象は「かわいいイケメン」「仲良くなってから、ドンチンはアイデアが豊富で、自分の考えを持っている人だと知りました」と、印象が大きく変わったことを明かした。また「一時期タンゴを習っていました。二人で踊るタンゴは距離がとても近く、お互いを心で感じられます」と、互いの感情を育む手段としてリウ・ドンチンとタンゴを踊りたいと語った。さらに「海の中に二人だけという絵面はとても美しいはずです」と、劇中に二人でシュノーケリングするシーンを入れてもらえないかと監督に提案するなど、並々ならぬ意欲を見せた。

シャワーシーンで全裸になることも明かされたツェン・シアンジェンは、現在リウ・ドンチンと同じホテルに滞在中。「僕が寝ていると、ドンチンが朝食を運んできてくれるので、彼の部屋で一緒に食べます」と相方の親切ぶりも披露。続けて、リウ・ドンチンの部屋のベッドがキングサイズのため「横たわってみたい」と発言すると、リウ・ドンチンも「いいよ」と快諾するなど、ラブラブな様子を見せつけた。

二人の親を演じるホン・シャオリンとトゥアン・ジュンハオは、数多くのドラマに出演してきたが、BL作品は初めて。関連作品を見て勉強したというホン・シャオリンは「台湾と日本のBLドラマを見ましたが、日本は登場人物同士のやり取りが柔らかいのに対し、台湾はかなり激しい面があり、普通のアイドルドラマとは雰囲気がかなり違うと感じました」と話した。一方トゥアン・ジュンハオは、二人の男性主人公の感情の描き方がとても気に入っているという。また「『君の心に刻んだ名前』にとても感銘を受けたので、今回リウ・クァンフイ監督の作品に出演できて光栄です」とした上で、もし自分にBL作品の主人公役でオファーが来ても「問題ありません」と答えた。

「某某」ホン・シャオリンとトゥアン・ジュンハオ
藝圖影業

同じくBLドラマに初出演するヤオ・アイニンは、「『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』が大好きなので、BLドラマ出演にワクワクしています」と答えた。脚本を読むたび、主人公二人の曖昧な関係に母性本能がくすぐられ、にやにやしてしまうという。イケメンの恋愛を観察するという気持ちで演じるとしながらも、「進展がゆっくりすぎて、私の助けが必要です」とサポーター宣言も飛び出した。

「某某」ヤオ・アイニン
藝圖影業

無愛想だが実は思いやりのあるクラスメート役を演じるツァイ・ジェンティンは、本作を通して「真実の愛は性別の壁や社会的な固定観念を超えられる、愛に性別は関係ないという根本的な価値観を示します」と語った。

監督のリウ・クァンフイは「恋愛は幾つ年を重ねても同じだと思います。ダイヤモンドのように輝く、もう一つの青春ラブストーリーを撮りたいです。原作の『名シーン』をできるだけ残す一方、原作にないシーンも描きました。原作が好きな方もご期待ください」と胸を張った。

翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。

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