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最新台湾ドラマ|青春BLドラマ「某某(原題)」、主要キャストらがメディア取材で撮影エピソード披露

ニュース提供元:用心娛樂


影集《某某》劇組

同名ネット小説を実写化した学園溺愛系BLドラマ「某某(原題)」が好評だ。Netflix(台湾)、iQIYI(愛奇芸)の国際版、WeTV(騰訊視頻)などの動画配信サービスで軒並み高評価を得ている。6日、監督のリウ・クァンフイ(柳廣輝)をはじめ、メインキャストのツェン・シアンジェン(曾向鎮)、チェン・イェンティン(陳彦廷)、チョン・ユエシュエン(鍾岳軒)、ツァイ・ジェンティン(蔡振廷)、シャオ・イーメイ(邵弈玫)、ホアン・チョンバン(黃丞邦)らがメディア取材に応えた。

まずリウ・クァンフイは「誰の人生にも存在するであろう“某某(ある人)”という2文字と、原作に心を揺さぶられました。最近はファンの皆さんからも励ましのメッセージをたくさんいただきます。共に熱心に宣伝活動をしてくれたキャストたちにも感謝しています」と述べた。


影集《某某》劇組

この日は、クランクアップして以来久しぶりの再会とあってか、インタビュー中は終始にぎやかで、ふざけ合う姿が見られた。この中で唯一ゲイの役が未経験のチェン・イェンティンとツァイ・ジェンティンに対し、監督が次作はダブル“ティン”カップルを組ませると冗談を言うと、二人はチョン・ユエシュエンも巻き込んで即興で三角関係を構築。監督の前で“ベッドドン”から激しいキスシーンまで熱演するなど大いに場を盛り上げた。これまでのピュアなキャラとは違いイタズラ好きな役どころを演じるチョン・ユエシュエンは、実際の性格もアクティブで人を笑わせるのが好きなため、撮影中は高校時代に戻ってクラスメートと遊んでいるようだったと明かした。


影集《某某》劇組

初主演に挑んだツェン・シアンジェンは、尊大な態度を取りながらも実は優しい義理の兄役を熱演。「撮影前のレッスン中からプレッシャーを感じていて、ヘルペスになった上に撮影で5キロ痩せました」と明かした。しかし今になって振り返ると、高校時代を過ごせたようで楽しかったという。ダブル主演の相手役リウ・ドンチン(劉冬沁)とは壁ドンしたり、目の砂を払ったり、ドキドキさせるロマンチックなシーンが多いが、一番恥ずかしかったのは「サンザシの菓子をドンチンの口いっぱいに詰め込んだこと」。キスシーンについては「最初は恥ずかしかったですが、ドンチンの唇は柔らかくてぷるぷるしていました」と明かした。リウ・ドンチンは、ツェン・シアンジェンのために課題に付き合ったり、要点に印を付けてくれたりしたほか、酔ったと聞けば送ってくれ、風邪を引いたと言えばリモートで水をデリバリーしてくれたという。ツェン・シアンジェンは、そんなリウ・ドンチンのナイスガイ行動をシェアした上で、「僕たちの付き合い方はプライベートも劇中と似たような感じです。撮影中はよく一緒にいましたし、まさにリアルな気持ちだったと言えます」と語った。また今後の展開について、リウ・ドンチンが学生寮に住むことになり、ルームメイトのホアン・チョンバンの最高のアシストによって二人はさらに親密な感情を抱くので、今後の展開を見逃さないでほしいと述べた。


「某某(原題)」場面写真
影集《某某》劇組

露出度に関する質問については、監督が「賭けをしたクラスメートたちが、お尻を露出して集団で運動場を走るシーンがある」と説明した上で「誰にも目の焦点を合わせる勇気はなかったです」と話し、記者陣を笑わせた。また、あるとき父親から隠れるために、クローゼットに入り込んだツェン・シアンジェンがリウ・ドンチンに言う「我們可以一起出櫃子了嘛!(俺たち、もうクローゼットから出られるだろ)」と、セクシャリティをカミングアウトする“出櫃”にかけたセリフを挙げ、脚本家がユニークなセリフを劇中にたくさん散りばめたことにも言及した。


影集《某某》劇組


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影集《某某》劇組


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翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。

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