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「520」が「我愛你（あなたを愛しています）」の発音に似ていることから、近年「愛の記念日」として親しまれている5月20日、ドラマ「愛は3日後に（原題：愛情發生在三天後）」のポスタービジュアル「後悔の愛」バージョンが公開された。本作は2022年6月18日よりNetflixで配信、台湾のテレビ局・八大電視ほかにて放送される。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で落ち着かない中、登場人物の恋愛関係に寄せた雰囲気を通して、「人生はこんなにも短い。今、あなたに愛を伝える」という真心と温かさを伝えられればとの思いが込められている。

本作の監督は、金鐘獎受賞歴を誇るフォン・カイ（馮凱）。金鐘奨脚本家のシュー・ユーティン（徐譽庭）が脚本アドバイザーを務め、シュー・ユンチー（許芸齊）が脚本を担当する。そのほか、リウ・グアンティン（劉冠廷）、アニー・チェン（陳庭妮）、シー・ミンシュアイ（施名帥）、モン・ガンルー （孟耿如）、リン・ジェーシー（林哲熹）、アギー・シエ（謝沛恩）、ユエン・アイフェイ（袁艾菲）、ケイティ・チェン（陳語安）ら実力派俳優がメインキャストを務める。6月放送予定。

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昨年人気を博した職業ドラマでカップルを演じたリウ・グアンティンとアニー・チェンが、今作で再び共演を果たした。二人が演じるのは、何でも話せる仲のいい大学の友人同士。親しげに髪を切ったり、雨の中自転車に相乗りしたりするシーンは、学生時代の胸のときめきを象徴するかのようだ。

アニーはある日、二人の関係を確かめようとする。「私を愛してる？」と直球を放つアニーに対し、「3日考えさせてくれ」と答えるグアンティン。こうして、すれ違う二人の物語が展開していく。卒業から8年後の同窓会で再会する二人。しかし、グアンティンには妻の信真（アギー・シエ）、アニーには長年の恋人の小畢（リン・ジェーシー）と、お互いの傍らにはすでに別の人がいた……。

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グアンティンとアニーは自らを優柔不断だとし、積極的に愛を追い求めながら、悲惨な結末を迎える登場人物の心情に対し理解を示す。グアンティンは「自分は優柔不断な人間なので、監督は本来の性格をよく掴んでいます」と、監督のキャスティング力を絶賛した。優柔不断な恋愛観を持つ役柄を演じたアニーは、「一目惚れとか、知り合って短期間で結婚したりする周囲の人を羨ましく思うこともあります。でも勇気あるなあと思いますね」と、実生活の恋愛でも優柔不断な面があることを明かした。グアンティンは「これは特別なストーリー。恋愛に正解を見出すのは難しいものです」と、ドラマを見る際はあまり早く結論を出さないように視聴者に呼びかけた。一方アニーは「ラブストーリーが長年皆を魅了してきたのは、理由や理屈がないから」と分析した。

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「愛は3日後に」は、これまでさまざまなジャンルの作品に出演してきたグアンティンにとって初主演の恋愛ドラマとなる。「ラブシーンは楽だと思っていたのに、実際はすごく疲れました」と語る。特殊な任務や目標を持つ過去の作品と比べ、恋愛ドラマは内面を曝け出すように感じられたようだ。その一方で、「みんなと毎日一緒に集まって遊び、いつもと違う輝きと感動を育みました」と、共演者との化学反応を楽しんだことを話した。本作には、実際にグアンティンと仲のいいシー・ミンシュアイや、今月19日に第一子を出産したばかりのモン・ガンルーも出演する。

「愛は3日後に」は、2022年6月18日よりNetflixで配信、台湾のテレビ局・八大電視ほかにて放送スタート。

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翻訳：二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年５月、張克柔（字幕翻訳家・通訳者）との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前　台湾華語リーディング』（三修社）を上梓。2017年４月より、ラジオ番組「Asian Breeze」では台湾の現地情報を発信するコーナーを担当中。