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【最新ドラマin台湾】「オレん家のフロ事情~人魚と過ごした49日」のメイキング映像が公開! ハー・ハオチェンが男性人魚に変身

ニュース提供元:メディアリンク(羚邦集団)

日本のコミック『オレん家のフロ事情』を実写化した風呂コメディ「オレん家のフロ事情~人魚と過ごした49日(原題:我家浴缸的二三事)※2022.7.8更新」が、2月6日より台湾で放送を開始する。主演は、ハー・ハオチェン(禾浩辰)、ケント・ツァイ(蔡凡熙)、リウ・ジューピン(劉主平)。

ティーザー動画とポスターでは、気弱な高校生役のケントとオレ様人魚役のハオチェンによる、飼い主とペットとの新たな関係が明かされた。また、動画の後半に流れる本作のプロモーションソングはBii(畢書盡)の「Be Alright」。ヒット間違いなしのキャッチーなメロディーがドラマを彩る。


ハオチェンが演じるのは、人魚界一の美しい足ひれを持つ男性人魚・李仁宇。ある日、なぜか陸に上がらせられた理由を探るため、仕方なくケント演じる気弱な高校生に飼われ、食いしん坊でおせっかいなペットとなる。ハオチェンは、眼福との呼び声高い本作で、台湾ドラマ史上初の男性人魚として無駄のないがっちりしたボディを披露。最新のティーザー動画では、人魚に変身するまでのメイキング映像も公開された。


ぴったりとしたパンツだけを身につけたハオチェンが姿勢を固定し、さまざまな角度から3Dプリンターでスキャンすること丸1日。その後、2カ月の月日と総額100万ニュー台湾ドル(約410万円)を費やし、シリコン製の尾と足ひれが完成した。その美しくリアルな出来に、ハオチェンは人魚役の説得力が増すとほっとした様子を見せた。

   「オレん家のフロ事情」場面写真1

「オレん家のフロ事情」場面写真2

この人魚は水に触れると足ひれが現れるという設定だが、その変身の過程は大変だ。何せ足ひれの重量は30キロ。ハオチェン自身の体重と合わせると100キロを超えるため、着脱には10人以上の人手を要し、初めての試着時には3時間もかかったという。ようやく試着が成功した瞬間、スタッフからは喜びの声が上がったが、疲れ切った顔でプールサイドに横たわったハオチェンは、一度身に付けるだけで一生を終えた気分とこぼした。

撮影中は、大勢の人の手を煩わすことのないよう、ハオチェンはできる限り水分を取らずトイレに行かないように心がけた。しかし撮影は気温13、14度の冬に行われたため、スタッフからは常に生姜湯が提供されており、その利尿作用で何度かプールで粗相してしまったと明かした。ハオチェンは「スタッフの皆さんには本当に申し訳なかった。我慢できなくて……」と申し訳なさそうにコメント。後に、代替品として利尿作用のないホットチョコレートを飲んで体を温めることにしたそうだ。

「オレん家のフロ事情」メイキングカット1

「オレん家のフロ事情」メイキングカット2

「オレん家のフロ事情~人魚と過ごした49日」は、2月6日より毎週日曜台湾夜8時、GTV八大戯劇テレビ(八大戯劇台)で先行放送のほか、同日夜10時よりKKTV、LineTV、中華電信MOD/Hami Video、7日より毎週月曜午後12時myVideoで配信。

翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。2017年4月より、ラジオ番組「Asian Breeze」では台湾の現地情報を発信するコーナーを担当中。

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