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最新台湾映画|S.H.Eセリーナ (Selina)、ホラー映画『呪葬(原題:頭七)』で映画初主演! ティーザー動画&ポスター解禁

ニュース提供元:PINOCCHIO Film(皮諾丘電影)

  

台湾の伝統的な風習をテーマにしたオカルトホラー映画『呪葬(原題:頭七)』の公開日が、4月1日に決定した。S.H.Eのセリーナ・レン(任家萱Selina)が、本作で映画初主演を果たす。臆病で、これまで「神仏は敬い遠ざける」という姿勢を貫いてきたというセリーナだが、初主演作品でホラー映画に挑むことになった。

今回明らかになったのは、「頭七」という真っ赤な文字が浮かび上がるポスターと、左右両脇に座る通夜の参列者が一斉に振り向き、悲しみのかけらもない無表情な顔を向ける予告映像。この初七日の当人はいったい誰なのか、故人が死後7日目に家に帰ったとき、通夜に参列した人の中から連れて行くのは誰なのか……? 凍りつくような雰囲気が恐ろしさを煽る。

セリーナは、家族の訃報に接し、娘役を演じる小嘉玲ことウー・イーハン(呉以涵)を連れて実家の初七日に参列する母役を演じる。多くのシーンが、古い二階建ての家で撮影された。セリーナは「一番怖かったのは、実家の屋根裏部屋のシーン。そこに行くと気分が悪くなった」と明かした。ぼろぼろで狭い屋根裏部屋は、埃っぽく物が散乱していたという。当時、監督のシェン・ダングイ(沈丹桂)もセリーナの様子がおかしいと気づき、「そのリアルな感覚を忘れないで」と彼女にアドバイス。セリーナは自分の体験をしっかりと心に刻み、後の霊に出会うシーンに生かした。その真に迫る恐怖感は、モニターを見ていた監督にも見て取れるほどだったとか。

2020年に大ヒットした『呪われの橋』に続く注目のホラー映画『呪葬(原題:頭七)』は、馬棋朵数位影像、台湾大哥大 myVideo、沅珅科技の協力のもと、PINOCCHIO Film(皮諾丘電影)が製作・プロデュースした。4月1日より台湾全域で公開予定。

翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。2017年4月より、ラジオ番組「Asian Breeze」では台湾の現地情報を発信するコーナーを担当中。

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