イ・ジュンギ主演最新作「悪の花」のDVDリリースを記念し、俳優イ・ジュンギの魅力をファンの方に語っていただくオンライン座談会を実施！　その模様を第一部、第二部と分けてお届けいたします。本日は第一部・後編！　長年イ・ジュンギさんに惹きつけられる理由ついてお話ししました。（対談実施：2021年11月）

高橋尚子さん（以下、高橋）　イ・ジュンギファンの特徴として、一度ハマったら最後、その沼から抜けられなくなる人が多いという印象です。皆さん、一途で、ファン歴が長い（笑）。飽きることなく惹きつけられる理由は、どこにあると思いますか？
ラビさんとミルキーさんはファン歴が長いですよね？

ミルキーさん（以下、ミルキー）　長いですね。自分がこんな風になるとは思いませんでした（笑）。そもそもドラマをそんなに観る方じゃなかったので。先ほどもお話したように、回し蹴りをはじめとしたアクションや声、多様な表情といった演技面で最初は惹かれたのですが、ずっと彼を観続けていると、作品ごとに成長がわかるんです。食事のシーンでの所作ひとつとっても、私たちは見ることができないけれど、裏ですごい努力しているっていうのを感じます。

スポーツ選手も一流の方は、90％は努力だっておっしゃっていますよね。どんなスポーツ選手やアーティストも才能だけではトップになれないと思うんです。ジュンギ君も、作品が決まると、その役に対してすごく真摯に努力をしているんだろうなって思うし、それを言葉ではなくキャラクターという形で見せてくれます。

ジュンギ君は、最初に俳優になりたいって思ったときに200個くらいオーディションを受けたっていう逸話が残っていますが、自分がやりたいと思ったことに対してかける彼の努力はすさまじくて、本当に尊敬します。表には見せないけれど、そういった努力家の面がすごく好きなところですね。一つ一つ全部ジュンギ君のキャラクターは違うし、全ての作品に陰の努力を感じられるので、長く応援したくなるんです。そして、今回の「悪の花」でもやっぱりすごいなって思わされました。 

ラビさん（以下、ラビ）　それと、ファンのことを考えて行動していますよね。最近でいうとSNSがそうなんですけど。作品が始まるとこまめに更新してくれて、この前も『コロナのことでみんな大変だけど頑張ろうね』っていうことを手書きのメッセージで伝えてくれました。自分もすごく忙しくて大変だろうに。

コロナ禍でファンミーティングなどリアルで会えないつらさはありますが、その隙間を彼が直接発信するSNSが埋めてくれます。インスタライブをやってくれたり、日本のファンクラブでも有料オンラインライブをやってくれたり。ファンが今こうして欲しいんだろうなということを、それが自分もやりたいことなんだっていう風につなげてくれる。常に“つながっている”感じがするんですね。だから離れられない。何よりファンが一番なんです、常に。それで、いつも作品選びが長くかかってしまうのが難点なんですが（苦笑）。

ミルキー　私もラビさんと同じで、彼のファン思いな面が好きですね。それに、作品の中のキャラクターになりきっている部分と、普段私たちにファンミなどで見せてくれる部分、違うものをすごくいっぱい持っている方なので飽きないっていうか。そんな魅力にみんなずっと付いていっているのかなという気はしますね。　

エリさん（以下、エリ）　私はコロナ禍前に３回だけ、ジュンギさんのファンミーティングに参加することができたんです。テレビの中のジュンギさんしか知らなかったので、本当にこんなに素敵な人が果たして居るんだろうか、そもそも存在しているかどうかが分からないところから始まるので、実際にステージに出てきたときに、ああ本当に居た！みたいな感じでした。

たまたま近い席で観ることができたんですが、ジュンギさんって遠い遠い一番遠くの席のファンにもちゃんと気持ちを届けたいっていう思いがあるんだなぁって感じられたんです。すべての席に同じように心を配ってくれて、その姿にすごく感動して泣いちゃったんです。会場の中は幸せいっぱいの笑顔しかない、そういう世界で、少しでも長く一緒に過ごしたいなって思えた、本当に特別な時間でした。

ラビさんがおっしゃったSNSでのお手紙もそうですけど、『常にファンといつも一緒に歩くよ、僕はここにいるからね、みんなで頑張ろうよ』って、そういう気持ちを届けてくれる本当に本当に素敵な人だと思います。ジュンギさんに会えていつも幸せです。

高橋　一度でも彼のファンミーティングを観ると、病みつきになりますよね。骨の髄からエンターテイナーなのだろうなと思います。歌えるし、プロ顔負けのキレキレのダンスも踊れる。なんでもこなせるけれど、それはあくまでもファンに喜んでもらうためのだけのもので。俳優業も、ファンミも、同等のエネルギーを注いで、本気なんですよね。　

ラビ　どんな些細なことにも全力なので、心配になることもあります（笑）。

高橋　私がイ・ジュンギに対して感動したエピソードがあって。それは、インタビューで合作ドラマに出る理由を聞いたときの答えです。合作って海外での撮影も多く、時間もとられるし楽ではない割に、出演自体をネガティブに受け取られてしまう場合もあるとおもうんです。でも彼は、『ドラマや映画は文化の架け橋になるもので、自分は国と国、それぞれの国のファンやスタッフをつなぐ役割、使命を与えられたのだと思う。だから、合作のオファーがあれば積極的に受けたい』というお話をしてくれたんですね。日本との合作に出たら、次は中国の合作に、というように、『僕は繋ぐ役割を果たしたいから積極的に合作に出ているんだ』っていうお話をされていて。

俳優って、キャリアを積めば積むほど、悪役とか難役への挑戦をしたくなっていくものだと思うんですが、この人は自分が「スター」という星のもとにあるということを自覚して、貫いている。求められることに応えようとするエネルギーと責任感が半端ない。そんななかで、「悪の花」は挑戦作だったんじゃないかと。そういう挑戦と、スターとしての在り方を徹底して貫こうとしている部分、その双方に手を抜かないところが、私がジュンギを支持する理由なんです。 って、最後は私が熱く語ってしまいましたが、引き続き、「悪の花」について語っていきましょう。


――というわけで、イ・ジュンギファン座談会「悪の花」の魅力編に続く。

TEXT：高橋尚子
協力：himeさん、文美香さん
編集：Cinem＠rt編集部

＜第二部「悪の花」の魅力編　につづきます＞

「悪の花」リリース情報
DVD-BOX１）2021年12月3日（金）発売　【映像特典】メイキング　【封入特典】ブックレット
DVD-BOX２）2021年12月24日（金）発売　【映像特典】メイキング、イ・ジュンギインタビュー　【封入特典】ブックレット　各16,500円（税込）
レンタルDVD）vol.1～vol.8：2021年12月3日（金）よりレンタル開始　vol.9～vol.16：2022年1月7日（金）よりレンタル開始

2020年｜韓国｜音声：オリジナル韓国語・字幕：日本語｜発売・販売元：エスピーオー
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