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【座談会】イ・ジュンギファン座談会2021 第一部・前編「私がイ・ジュンギにハマった理由は…」

イ・ジュンギ主演最新作「悪の花」のDVDリリースを記念し、俳優イ・ジュンギの魅力をファンの方に語っていただくオンライン座談会を実施! その模様を第一部、第二部と分けてお届けいたします。本日は第一部・前編! まずはイ・ジュンギさんにハマったきっかけについてお話ししました。(対談実施:2021年11月)

【参加者】
☺ミルキーさん 2007年よりファン歴 約14年。きっかけは「マイガール」
☺ラビさん 2006年よりファン歴 約15年。きっかけは『王の男』
☺エリさん 2017年よりファン歴 約4年。きっかけは「麗<レイ>〜花萌ゆる8人の皇子たち〜」
聞き手 高橋尚子さん(編集・ライター)


高橋尚子さん(以下、高橋) 今日は、「悪の花」リリース記念ということで、熱いイ・ジュンギファンの方々を招き、俳優イ・ジュンギの魅力と、「悪の花」の見どころを語り合っていただきたいと思っています。まずは、それぞれ何をきっかけにイ・ジュンギ沼に落ちたのか、気になります。

ミルキーさん(以下、ミルキー) 私はまず韓国語の勉強をしていたんです。その時まで韓国ドラマはまったく観たことがなかったんですけど、先輩や先生から『いろんなドラマを観るといいよ』とアドバイスされて、たまたま観たのが「マイガール」(05-06)でした。で、『誰だ?この回し蹴りの上手い俳優は』と目を奪われ、そこから、現在までずっとです。


「マイガール」©SBS

高橋 沼にハマりっぱなし(笑)。ラビさんは、何オチですか?

ラビさん(以下、ラビ) 2006年12月に『王の男』の予告をテレビで見まして、なんだかわからないけどこれ観に行かなくちゃダメだ、と思ったんです。韓国ドラマは観たことはありましたが、映画館で韓国映画を観るっていうのは初めてで。思い立って一人で観に行って、そのままジュンギ沼にドボンです。パンフレットを買い、本屋さんに行って韓流誌を数冊購入して。その頃はパソコンを殆ど使えなかったんですが、これはパソコンじゃないと情報が得られないと思って、子供に教えてもらいながら覚えて。もう観れば観るほど、知れば知るほど深みにハマって現在に至る、です(笑)。

ドラマに関しては「ケヌクシ(犬とオオカミの時間)」を2007年にリアルタイムで。当時はMBCのホームページから観られましたよね? 字幕が無くても毎週興奮して観て、日本で字幕が来るのを待って、また観てという感じで。いろんなドラマでいろいろな俳優さんを見て、この人演技上手だな、この人かっこいいなと思うけど、どっぷりというのは久しぶりでしたね。

何が好きって言われたら、やっぱり一番最初は顔だったんです。でも顔も綺麗だけど、綺麗だけでは済まされない。「EPISODE 1」(※注1)のDVDも観て、歌も歌って踊れるんだ!って惹き込まれ。そうしたら次はSNSですよ。あの頃ジュンギがやっていたSNSを見て。自分のことを積極的に発信しているんだ!と思って。どんどん知りたくなってしまうんですよ。


「犬とオオカミの時間」©MBC&iMBC All right reserved.

エリさん(以下、エリ) ファン歴でいったら私は本当に新米で。2017年にテレビで「麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~」を観たのがきっかけです。時代劇は好きだけど現代劇はほとんど観ていないし、とにかく韓流のハの字も知らないような感じだったんですが、前番組の録画予約が残っていてたまたま録れていたものを、時代劇だしタイトルが気になったので観たら……。あんなにかっこよく馬に乗る人を私は見たことがなくて、それにまず衝撃を受けて。そこからワン・ソの顔がクローズアップされていって、飛び込んできたお顔がもう理想そのものだったのでさらに衝撃が走り、最後に声を聞いて本当にびっくりして。この人誰~⁉ってテレビの前で、大声で叫んで(笑)。

そこから名前を知って、『イ・ジュンギ』で検索をかけて、「JG World!」(※注2)を観て、こんなにかわいい人なんだっていうのを知った瞬間にまた落ちて、「私の耳にキャンディー2」(※注3)でエビを落とした時に3秒ルールで食べた瞬間、もう絶対この人で間違いない!っていう確信が私の中に生まれたんです。本当に理想の人がテレビの中で目の前に現れて、あの衝撃が今日までずっと続いている感じです。


高橋 皆さん、熱くて素敵です(笑)。入り口はそれぞれですが、今日までジュンギさんを見つめてきて、特に思い入れのある作品やキャラクターはありますか?

ラビ ひとつに絞れないんですけど。たとえば、「ケヌクシ」ですね。あのときから一人二役、三役をやっているんですよね、演じ分けている(※注4)。なかでも私は、キャラクターの大本であるスヒョンが好きです。爽やかな好青年で、芯がある。泣きのシーンも多くて、そこに心をつかまれたし、先ほどミルキーさんがおっしゃったジュンギの回し蹴り! 現代劇ではその作品でも出てきますが、足の高さといい、本当に素晴らしい。

それと、史劇のときのアクションの美しさですよね。舞を踊るように動いて、衣装がひらひらする。あれが見ていてとても綺麗で、あそこまで綺麗にアクションする俳優って数少ないと思う。「イルジメ[一枝梅]」に主演したとき、あの若さで史劇の主演をするのは、すごく珍しいと聞いたんですが、それをこともなげにジュンギはやってしまう。『王の男』で、史劇の基礎ができていたからできたのでしょうが。


ミルキー 私、実は時代劇があまり好きではなくて、普段は観ないんですけど、ジュンギ君が出る時代劇は観られるんです。たとえば「イルジメ」のときのオープニングのシーンは本当にかっこいいなって思いましたし。「ケヌクシ」で演じたニ役では、ワルのほうもできる、そういう面も持っているんだと良い意味で驚かされましたし。かと思えば、「イルジメ」では扮装でホクロをつけちゃったりして、面白いこともやっていて、ああこんなこともやるんだって。ジュンギさん、遊ぶのが好きなので、そういう地に近い部分が出たのかもしれないけども。本当に多様性のある人だなって、作品を観るたび思うんです。それと、私、ジュンギ君で好きなのは声です。

一同 声、いいですよね!

ミルキー 声と回し蹴りですね。

高橋 滑舌がいいんですよね。聞き取りやすい。だから時代劇で重宝されるんだろうなと。ラビさんがおっしゃってましたけど、「イルジメ」のとき、あの若さで時代劇の主役を張るってすごくレアなことだったんです。時代劇と言えば、歴史的人物が主人公で、演じるのは安心して任せられるキャリアのある俳優か重厚感のある俳優、というのが一般的でしたから。でも、「イルジメ」の成功以降、若手主演の青春史劇が増えていくんです。イ・ジュンギが時代劇を魅せる俳優といわれるゆえんですね。エリさんはどうですか?

エリ 私もそうですが、「麗」のワン・ソ皇子がすごく好きな方が多いですよね。特に、仮面をつけて生きてきた皇子が、母親の前で見せる、いたいけな子供のような瞳とか、表情……。本当にただ母親の愛を欲しているあどけない顔がふわっと一瞬で出てくるんですけど、その顔が本当に好きで。だんだん王としてのカリスマ性、オーラが放たれていくんですけど、その過程、あの雨の中で見せたあの満面の笑みに、ああ、こんなにかわいく笑うんだと思って、心打たれて(第8話。ワン・ソが仕切った雨乞の祭式で雨が振ってきたシーン)。一つのドラマの中でもいろいろな表情を見せて、かつ相手によってそれが瞬時に変わっていくじゃないですか。なんてすごいんだろうって。

ワン・ソ皇子でジュンギさんのファンになりましたが、今一番好きなキャラクターは「アラン使道伝」のウノです。皆さんと逆で、私は「麗」から、一作ずつさかのぼって観ていったんですが、ウノに出会ったとき、ワン・ソ皇子と同じくらい衝撃を受けました。序盤は元気いっぱいで、ぷんぷん怒るし、やきもちも妬くし、可愛い人だなと思って。それが後半になると、とっても優しい声に変わるんですよね。アランのことがいつも心配で、その優しい声と元気な最初のウノと、あのギャップも本当に大好きで。ジュンギさんが演じたキャラクターの中で初めて、この人と一緒に居たら絶対に幸せになれるだろうなって思ったんです。


高橋 個人的には「TWO WEEKS」のテサン役も推したいです。いわゆるダメンズが子供の存在を知り、父親になっていく過程が描かれていくわけですが、こうやって父性って芽生えていくんだ、みたいな。1日ごとの変化が巧妙なんですよね。元来持っていた心根の温かさが、徐々に皮が剥がれて、見えていくような感じも、キャラクターにリアルに入り込める要素になっていたと思います。

ラビ ジュンギの演技って、目と手、指の動きがとても細やかだと思うんです。私は韓国語がわからないので、韓国放送をリアルタイムで観ているときは何を言っているか理解できないんですけど、彼がいま何を感じているのかはわかるような気がするんです、目と手の動きだけで。その辺の細かい動きがすごいのかな。


高橋 これはもう、キリがないですね。

――熱いジュンギ語りは、後半に続く。

※注1「EPISODE 1」2006年にソウルで行われたイ・ジュンギ初のファンミーティング
※注2「JG World!」自身が企画・監修に加わった密着ドキュメント番組
※注3「私の耳にキャンディー2」名前も知らない「キャンディ」と秘密の通話で交流を深めるリアルバラエティ。ジュンギが通話をした「キャンディ」はパク・ミニョン。

TEXT:高橋尚子
協力:himeさん、文美香さん
編集:Cinem@rt編集部

第一部・後編はこちら


「悪の花」リリース情報
DVD-BOX1)2021年12月3日(金)発売 【映像特典】メイキング 【封入特典】ブックレット
DVD-BOX2)2021年12月24日(金)発売 【映像特典】メイキング、イ・ジュンギインタビュー 【封入特典】ブックレット 各16,500円(税込)
レンタルDVD)vol.1~vol.8:2021年12月3日(金)よりレンタル開始 vol.9~vol.16:2022年1月7日(金)よりレンタル開始

2020年|韓国|音声:オリジナル韓国語・字幕:日本語|発売・販売元:エスピーオー
© STUDIO DRAGON CORPORATION

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