アジアで活躍する実力派俳優たち 【前編】既存の枠を飛び越えた男たち
今年も台湾ドラマ&映画は去年の勢いを受け注目作が目白押し!そして、華流ブームを巻き起こしたF4が結成20周年&ジェリー・イェン4年ぶりの主演ドラマが日本上陸!…と、なんだか台湾エンタメが楽しくなりそうな兆しが感じられる2021年。
Cinem@rtでは、そんな盛り上がりを前に”台湾の注目しておきたい男たち”をご紹介します。2000年代初頭の華流ブームを彩ったスターたちの近況、世界で活躍する実力派俳優、いま聴きたい音楽アーティスト、トキメキの若手俳優まで、台湾をもっと楽しむ1か月!
実力と人気でアジアを制する台湾俳優たち
台湾俳優たちは既存の枠を飛び越えてアジア中で人気を博しています。「宮廷女官 若曦(ジャクギ)」で第四皇子を演じてブレイクしたニッキー・ウー(呉奇隆)や、「如懿伝(にょいでん)〜紫禁城に散る宿命の王妃〜」の乾隆帝役が評判となったウォレス・フォ(霍建華)は、中国時代劇ドラマに数多く主演して今や中国でも大御所スターに。
2002年にドラマ「あすなろ白書」の取手君に当たる役で一気に注目を浴びたエディ・ポン(彭于晏)、同年に『藍色夏恋』で鮮烈な映画デビューを飾ったチェン・ボーリン(陳柏霖)も、その後どんどん活躍の場を広げて、今やアジア各国で名を知られる俳優へと成長しました。
ここでは、そんな国際的な実力派の台湾俳優をご紹介しましょう!
まず、映画やドラマに活躍中の国際派俳優といえば、チャン・チェン(張震)。昨年、サスペンス大作『雪暴 白頭山の死闘』が日本公開されて話題となった彼は、今年は日本映画『椿の庭』(4月9日公開予定)に特別出演。さらに、今秋公開予定のハリウッド大作『DUNE/デューン 砂の惑星』にもそうそうたる俳優たちと肩を並べてキャスティングされています。
◆映画『椿の庭』予告篇
日本のドラマ・映画にも度々出演してきたピーター・ホー(何潤東)は、近年、監督業にも進出。なんと「反逆の季節」では共同監督のジャン・ルイジー(姜瑞智)とともに、金鐘奨ドラマ最優秀監督賞を受賞しました。また、俳優としても中国時代劇ドラマ「剣王朝~乱世に舞う雪~」や映画『征途 -英雄へのバトルロード-』に出演。今年も台湾の歌姫テレサ・テン(鄧麗君)の人生を描く「鄧麗君之我只在乎你(原題)」など、多くの話題作が待機中です。
◆第53回電視金鐘奨授賞式でピーターが受賞したドラマ監督賞発表の模様
マーク・チャオ(趙又廷)は最近では、中国時代劇ドラマ「永遠の桃花~三生三世~」で新たなファンを獲得しています。同時に、映画でも活躍し、コン・リー(鞏俐)、オダギリジョー、トム・ヴラシアら国際色豊かなキャストが揃うロウ・イエ(婁燁)監督作『サタデー・フィクション』が近日日本公開予定。
さらに今年は、夢枕獏の小説が原作の中国映画『陰陽師:とこしえの夢』が日本でもNetflixで配信がスタートしています。
◆『陰陽師: とこしえの夢』予告編 – Netflix
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