華流を彩ったスターたち【後編】飛輪海、ロイ・チウetc...彼らの近況を知りたい!
華流を牽引した台湾のスターたち
そのほかにも、華流ブームで日本でも多くのファンを生んだ人気スターたちが多くの作品で活躍し、今年も話題作に出演します。
最近では「カンブリア紀」「恋愛動物」などのドラマに出演しているマイク・ハー(賀軍翔)。彼が昨年主演した台湾のSFファンタジードラマ「天巡者」はNetflixで配信中。また、今年はウェブ映画『趙子龍(原題)』がiQIYI(愛奇芸)で配信予定です。
『先に愛した人』『第九分局』など映画での演技も好評で、俳優として評価が高まっているロイ・チウ(邱澤)。彼は『僕はチャイナタウンの名探偵』のドラマ版に出演しましたが、映画版第3作(2021年2月12日中国公開)のキャストの1人でもあります。また、今年はドラマ「お仕事です!~The Arc of Life~(原題:她們創業的那些鳥事)」が2021年1月31日より台湾で放送中です。
◆ロイ・チウが出演する「お仕事です!~The Arc of Life~(原題:她們創業的那些鳥事)」のプレミア映像。柴門ふみの漫画『お仕事です!』が原作。
ロイ・チウは本作で“宇宙一頼りになる”後輩を演じる。
そして、ジョセフ・チェン(鄭元暢)も今年、台湾で話題作が続々放送予定。「最後の雨が降るとき(原題:無神之地不下雨)」「華燈初上(原題)」と豪華キャストが集結した期待のドラマに出演します。
さらに、「時をかける愛」に特別出演していたプリンス・チウ(邱勝翊)は、昨年、主演した台湾ドラマ「覆活(原題)」が話題に。
ロイ・チウとともに『僕はチャイナタウンの名探偵』のドラマ版に出演したレイ・チャン(張睿家)は現在、台湾BLシリーズ「We Best Love」がビデオマーケット&Rakuten TVにて日台同時配信中、2月より衛星劇場でも放送されます。
一方で、俳優業だけでなく監督業にも進出したのがラン・ジェンロン(藍正龍)。『CHOSEN 終わりなき殺人ゲーム』「私の隣に元カレ」と出演作が途切れない彼ですが、『ぼくの人魚姫』で監督デビューを果たしました。
◆ラン・ジェンロンが初監督を務めた映画『ぼくの人魚姫』予告編。ラン・ジェンロン本人も厭世的な絵本作家の役で出演している。
同じく監督デビューし、今は監督業に専念しているのがマット・ウー(呉中天)。「私たち恋しませんか?〜once upon a love〜」などで二番手役を演じていた彼は、初監督作が上海国際映画祭の新人賞や作品賞にノミネート。彼の監督作で話題のサスペンスドラマ「摩天楼のモンタージュ」が3月からWOWOWで放送になります!
それから、本格的に日本での活動をスタートさせたのがフィガロ・ツェン(曾少宗)。彼は2019年の「サウナーマン〜汗か涙かわからない〜」(第7話)で日本ドラマ初出演。続いて、「時効警察はじめました」(第4話)「孤独のグルメ Season8」(第1話)「東京ラブストーリー(2020年版)」(第6話、他)にも出演しました。
フィガロは2015年にドラマ「許涼涼與她的少女們(原題)」の美術を台湾映画『悲しみより、もっと悲しい物語』の美術担当者と共に手がけて、金鐘奨の美術賞にノミネートされるという快挙も! 今年は台湾で『悲しみより、もっと悲しい物語』のドラマ版に楊祐賢役で出演する予定もあります。
以上、日本で華流ブームを巻き起こしてきた台湾スターたちの近況をご紹介しました。
キャリアを重ねてますます飛躍していく彼らに、ぜひ改めて注目してみてください!
小酒真由子(フリーライター)
アジアから欧米までドラマについて執筆中。中国・台湾ドラマについては双葉社『韓国TVドラマガイド』にて「熱烈推薦!! 中華ドラマはこうハマる!」を、Cinem@rtにて「アジドラ処方箋」を連載中です。執筆させていただいた、ぴあMOOK『2021年見るべき中国時代劇ドラマ』も発売中ですので、ぜひよろしくお願いします!
Edited:小俣悦子(フリーランス編集・ライター)
作品情報
「萌妃の寵愛絵巻」
<シンプルBOX 5,000円シリーズ>DVD-BOX1・2 発売中(各5,000円+税)
発売・販売元:エスピーオー
「時をかける愛」
◎DVD-BOX Ⅰ・Ⅱ発売中 (各11,900円+税)
◎レンタル全13巻 リリース中
発売元&セル販売元:コミックリズ 販売元:エスピーオー
「We Best Love 永遠の1位」
Rakuten TV、Video Marketにて配信中!
シリーズ2の「 We Best Love 2位の反撃」も引き続き配信予定!
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