華流を彩ったスターたち【前編】結成20周年!F4の近況が知りたい
今年も台湾ドラマ&映画は去年の勢いを受け注目作が目白押し!そして、華流ブームを巻き起こしたF4が結成20周年&ジェリー・イェン4年ぶりの主演ドラマが日本上陸!…と、なんだか台湾エンタメが楽しくなりそうな兆しが感じられる2021年。
Cinem@rtでは、そんな盛り上がりを前に”台湾の注目しておきたい男たち”をご紹介します。2000年代初頭の華流ブームを彩ったスターたちの近況、世界で活躍する実力派俳優、いま聴きたい音楽アーティスト、トキメキの若手俳優まで、台湾をもっと楽しむ1か月!
「流星花園」から変わらないジェリー・イェンの魅力
2001年、台湾でオンエアされた神尾葉子の人気漫画が原作のドラマ「流星花園〜花より男子〜」。日本に先駆け漫画のイケメン4人組“F4”を三次元にしたこのドラマは、アジア各国で社会現象になるほど大ヒット! 同時に、「流星花園〜」のF4はドラマを飛び出し、4人組のアイドル・ユニットとしても活動を始めました。
すると、日本でもあれよあれよという間に“華流”と名づけられた台湾ドラマ&スターのブームが到来! 書店には“韓流スター”に並んで “華流スター”の本が並び、F4がその表紙を飾ったのでした。
中でも、日本でも一番人気を誇ったのが道明寺司を演じたジェリー・イェン(言承旭)。ビジュアルのかっこよさもさることながら、彼は女心をつかむオーラに満ちていました!
ただ、どこか不器用で世渡り下手、ともすれば人に誤解されやすい繊細な性格から、台湾では気難しいスターと言われてしまうことも。そのためか、スターなのに出演作はそれほど多くなく、ここ数年ずっと新作が待たれていましたが、今年ついに、彼が満を持して主演したドラマ「運命のキスをお願い!」が日本リリースされます!
待ちに待った主演ドラマ「運命のキスをお願い!」のジェリーは納得のかっこよさ
「運命のキスをお願い!」でジェリーが演じるのは、人気ファッション誌の編集長、ルー・シンチョン(陸星成)。仕事に厳しい上、口が悪く態度も怖い鬼編集長として、部下たちに恐れられる存在です。
そんな彼が不運続きの新人社員、トン・シャオヨウ(童小悠)とアクシデント・キスをしたことで運気が逆転! 人生がうまくいかなくなった彼は彼女の家に転がり込んで……というラブコメが展開していきます。
本作はジェリーの相手役が中国リメイク版「流星花園2018」でつくし役に当たるヒロインを演じた注目の新進女優シェン・ユエ(沈月)ということも大きな話題に。「ヒロインと20歳の年の差でラブコメ?」。当初はそんなイジワルな声もなかったわけではありませんが、それを吹き飛ばしてしまったのが、ジェリーの変わらぬかっこよさと“現役感”です。
というのも、劇中での短髪にしたヘアスタイルと攻めのファッションは、ラブコメの主人公にふさわしいキラキラ感。脱げば脱いだで筋肉質のスタイルで、登場しただけで画面を支配してしまうオーラは健在! まだまだ余裕でイケてるジェリーが、“いい意味で衝撃的”なのです。
演じるキャラも、オトナなのにこじらせてる、でも間違いなくかっこいい男というのが、これまたジェリーらしい。ルー・シンチョンがまっすぐで飾らないトン・シャオヨウと恋を始めていく様子を見守るこちらはハラハラ。素直になれずにイジワルな態度だった彼が、いつしか“デレ”モードに変わっていくのにドキドキ。まさに「流星花園」から少しも変わらないジェリーの魅力が堪能できます。
思えば、ジェリーはファンをなかなか安心させてくれない危うさも魅力。いつまでもハラハラドキドキさせられ、ついついこちらの妄想もふくらんでしまうのです。
そんな彼の魅力が投影されたルー・シンチョンという役は、まさにジェリーにぴったりのキャラクター。人付き合いも恋も苦手、でも、そんな不器用で純な彼のことをわかってあげたい──そんなふうにヒロインと気持ちがシンクロして、どっぷりドラマの世界にハマってしまうこと間違いなし!
そんな唯一無二の華流スター、ジェリー・イェン。その魅力をぜひこのドラマで再確認してみることをオススメします!
◆「運命のキスをお願い!」日本版予告編
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