タブラ奏者・ユザーンさんが教えてくれる、おすすめカルチャー×スイーツ【インド編④】
Cinem@rt 10月の特集テーマは「アジアンスイーツ」。ですが、アジアンカルチャーの“好き”を応援するCinem@rtらしく、スイーツとカルチャーを一緒に楽しむ3つの質問を、有識者の方々にしてみました。
Q1「代表的スイーツと一緒に楽しみたい、おすすめカルチャー作品は?」
Q2「代表的スイーツからイメージする人は?」
Q3「最新注目作と一緒に楽しむ、おすすめおやつは?」
どんなスイーツ&カルチャーの出会いがあるでしょうか?
【教えてくれた人】ユザーンさん(タブラ奏者 )
北インドの打楽器、タブラの奏者。BIGYUKIとの共作曲「City Creatures」を今年9月にリリースした。
まず…インド編のスイーツ代表は グラーブ・ジャームン
牛乳と小麦粉で出来たドーナツをシロップに浸した、世界で一番甘いと言われるインドのスイーツ。日本では缶詰めで売られていたりもする。
<グラーブ・ジャームン>と一緒に楽しみたい、おすすめカルチャー作品は?
Brij Bhushan Kabra『Music for Relaxation』
とにかく甘いグラーブ・ジャームン。口に含むだけで歯や血糖値が心配になりますが、せっかくなら口も耳も甘さで満たされるように、甘い音色の音楽と一緒に楽しんだらいいんじゃないでしょうか。
ブリジ・ブーシャン・カブラは、北インド古典音楽における代表的なギタリストです。インド音楽の特徴のひとつである曲線を描くような旋律を、ハワイアンなどの演奏で使われているスライドギターを用いることによって表現しました。ちょっとトロピカルな雰囲気もあるスライドギターの音色で奏でられるエキゾチックなメロディーは、ただでさえ甘いグラーブ・ジャムーンに更なる甘味を足してくれるかもしれません。
そういえば、グラーブ・ジャムーンは電子レンジでちょっと温めて食べる方が好きです。そのまま食べるよりもカルダモンの香りが立つ気がします。 (ユザーンさん)
<グラーブ・ジャームン>からイメージする人は?
サビール・カーン(サーランギー奏者)
最後にグラーブ・ジャムーンを食べたとき、サビールが一緒だったんですよ。彼はすごく嬉しそうに口へ放り込んでました。イスラム教徒は基本的にお酒を飲まないので、甘いものが好きな人が多いですよね。 (ユザーンさん)
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