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「TaipeiNavi」編集長・森下実希さんが教えてくれる、おすすめカルチャー×スイーツ【台湾編①】

Cinem@rt 10月の特集テーマは「アジアンスイーツ」。ですが、アジアンカルチャーの“好き”を応援するCinem@rtらしく、スイーツとカルチャーを一緒に楽しむ3つの質問を、有識者の方々にしてみました。

Q1「代表的スイーツと一緒に楽しみたい、おすすめカルチャー作品は?」
Q2「代表的スイーツからイメージする人は?」
Q3「最新注目作と一緒に楽しむ、おすすめおやつは?」

どんなスイーツ&カルチャーの出会いがあるでしょうか?

【教えてくれた人】森下実希さん(観光情報発信サイト「TaipeiNavi」編集部編集長)
大学在学時の台湾旅行をきっかけに台湾にハマる。その後会社を辞め、語学留学、ワーキングホリデーを経て、「台北ナビ」に就職。台湾のおいしいものと笑顔を探す日々を過ごしている。
観光情報発信サイト「TaipeiNavi」 www.taipeinavi.com


まず…台湾編のスイーツ代表は豆花(トウファ/ドウファ)

豆乳で作られた台湾を代表するスイーツ。緑豆、小豆、ピーナッツ、ハトムギ、芋団子、タピオカ、白玉などお好みのトッピングと甘いシロップでいただく。そのヘルシーさで日本でも人気!


<豆花>と一緒に楽しみたい、おすすめカルチャー作品は?


ⒸARCHETYPE CREATIVE LTD

台湾映画『藍色夏恋』(2002)

この映画で流れるピアノのインストゥルメンタルの旋律を聴くと私は無性に豆花が食べたくなります。

それは全編に溢れる爽やかさと関係あるのかもしれません。台湾の夏はうだるような暑さなのに、映画の中は清涼感があります。

主人公たちが、それぞれの青春時代の悩みを抱えながら、少し大人に近づいていく、何物にもかえがたい時間を映し出しているからというのが、もちろん大きな理由のひとつだと思うのですが、自転車での通学シーン、並木道の木陰、プール、ビーチのそば……強烈な太陽の日差しを浴びながら、風がよく吹きこんでいるというのも、厳しい暑さを感じすぎないポイントのひとつかなと思うのです。

この風が吹く台湾の夏がたまらなく好きな私は、いつも家のクーラーを切り、扇風機を回しながら『藍色夏恋』を見ています。そして、その時のお供には冷たい豆花がよく合います。汗をダラダラかいている時はかき氷を食べたくなるのですが、風が吹いている時はほどよく冷えた豆花の温度がちょうどいい。

トッピングは、甘いだけじゃない青春時代を彷彿とさせるピーナッツを。台湾のピーナッツは食べた後に優しい甘みが口に広がり、小さな幸福感をもたらせてくれますが、温かく希望に満ちたエンディングにもとてもマッチしていると思います。(森下さん)

台湾巨匠傑作選2020

新宿K's cinemaにて開催中の、台湾ニューシネマの原点から最近作まで台湾映画の魅力を伝えきる好評企画。
『藍色夏恋』は10/28(水)10:00~より上映!スクリーンで観られる貴重な機会です。
公式サイト:
https://taiwan-kyosho2020.com/

<豆花>からイメージする人は?

クラウド・ルー(盧廣仲)(音楽アーティスト)

豆花は、台湾では老若男女問わずおやつや夜食に食べられる、みんなに愛される台湾スイーツです。「国民の初孫」というニックネームもあるくらい、台湾の人々から愛されているクラウド・ルーは、台湾エンタメ界の豆花といえる存在です!

また、豆花はシンプルなようでとても個性が出る食べ物です。豆花自体の食感、大豆感、味はもちろん、トッピングのバリエーションも豊富です。クラウドはピュアで純朴なだけでなく、歌っても演じても良し、ユーモアもあり、おしゃれで、バスケットボールも堪能……誰とも被らない、様々な魅力を持つ個性的な彼みたいだと思いませんか?!(森下さん)

ライブ情報「CROWD LU 2020 SPRING TOUR」
11/28(土)台中 Legacy
11/21(土)高雄 LIVE WAREHOUSE
12/4(金)台北 Legacy
12/5(土)台北 Legacy

クラウド・ルーさんよりコメント!
「最近はニューアルバムの制作に入っています。また早く皆さんにお会いできる日を楽しみにしています!」

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