「萌妃の寵愛絵巻」で気になるアレ “女子会スイーツ”|中国時代劇トリビア#23
中国ドラマを観ていて、あれ、これ...なんかちょっと気になる~!?という小さな"なにか"を見つけてしまうことはありませんか? 全4回にわたって「萌妃の寵愛絵巻」から、中国ドラマに登場する、ちょっと気になる小さなアレ!を集めた、小ネタトリビアをご紹介していきます。
「萌妃の寵愛絵巻」より
小さなアレ!その1<伝奇小説>
小さなアレ!その2<謎の集団ダンス>
小さなアレ!その3<女子会スイーツ?>
小さなアレ!その4<温楼が愛でるヘンな生き物たち>
小さなアレ!その3「女子会スイーツ?」
女子会命!の歩萌と仲間たち。おしゃべりが盛り上がるお茶会では、必ずみんなで何かおいしいものを食べています。
その中でも気になるのは、今でもおなじみ庶民派おやつの代表、種菓子(瓜子)。ひまわりの種を高貴な女性たちが食べるなんて、ギャグ要素でしょ!と思いきや、実は本当に高貴な方々もフツーに召し上がっていたのです! 1972 年湖南省長沙で紀元前 2 世紀の墳墓、「馬王堆漢墓」が発掘された際、保存状態の良いミイラで発見された女性の体内から、なんと瓜系の種が発見されました。このことからもわかるように、中国では昔から貴賎の別なく、種のおやつをみんなが好んで食べていたようです。
歩萌が歩きながら食べていた棒にささったさんざしの庶民派おやつ、タンフールーも、宋の時代からある人気のスイーツ。食欲を高め、疲れを癒し、美容にも良い!まさに女子会向けの魅力的なおやつですね!
Text:島田亜希子
ライター。中華圏を中心としたドラマ・映画に関して執筆する他、中文翻訳も時々担当。『台湾エンタメパラダイス』『中国時代劇で学ぶ中国の歴史』(キネマ旬報社)にて執筆記事掲載中。
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