イ・ジュンギ力 キャラクターの喜怒哀楽を自在に演じ、生きた魅力を吹き込む役者力!
これまでも多様なキャラクターに息を吹き込んできたイ・ジュンギだが、今作では初の父親役に挑戦。突然知った娘の存在に、戸惑いながらも父性愛が芽生えていく主人公テサンの心の動きを丁寧に演じ、観る者を引き込んでいく。とりわけ、窮地に陥るたびに現れる娘のスジンの幻影とのやり取りは、心温まり、泣かされるものが。1人の男が“父親”になっていく過程を、繊細で豊かな表現力で演じきったイ・ジュンギの新機軸に魅せられる!
脚本家ソ・ヒョンギョンはイ・ジュンギを、「温かさや悲しさなど人間の両面を表現でき、深い感情の演技を見せられる俳優」と評し、「テサンを演じられるのは彼しかいない」と指名。その期待に応えるように、“娘の命をかけた逃走”という切羽詰まった状況で、極限に置かれた人間の心理をリアルに演じたイ・ジュンギ。食べ物をむさぼるシーンや嗚咽するシーンなど、真に迫る感情表現が心を揺さぶる。一方で、過去の回想シーンでの純粋な姿は胸キュンもの!
スタイリッシュなアクションを得意とするイ・ジュンギだが、“逃亡劇”である本作では、型よりリアルな感情を見せることを重視。緻密に計算された動きではなく、即興的なアクションを体当たりで演じている。そのため、川の激流に流されるシーンや、手を縛られたままでバイクを操縦するシーンなど、より危険で無謀なアクションにも果敢に挑戦。高い身体能力に心理描写を加えた最強のアクションで、スリリングなシーンを生み出している。