旅行会社ラインツアーに勤めるヨンジェは仕事で奔走する中、会社の前で見かけたジウクに一目惚れ。彼はラインツアーの御曹司で新任してきた本部長だった。その矢先、衝突事故に遭い病院で検査を受けるが、そこで医者となった小学校の同級生ウンソクに出会う。彼はヨンジェの胆のうに腫瘍があり、組織検査の必要を告げるが…。
VIP客の指輪盗難疑惑を掛けられ、屈辱を受けたヨンジェは会社を自主退社する。末期ガンの宣告により我慢続きだった人生を思い、涙に暮れるのだった。主治医のウンソクから抗ガン剤治療の話をされるが、ガンで父を亡くしたヨンジェは不安のあまり治療を拒否してしまう。そして、人生最後のバカンスを楽しむため沖縄へ向かう。
旅行商品の企画のために沖縄を訪れたジウクだが、ひょんな人違いからヨンジェが彼のガイドすることに。自分で試しもせずに商品を勧められないでしょと言うヨンジェの言葉に心動かされ、あれこれ体験することになるジウク。本物のガイドが現れるが、ヨンジェのガイドの方が面白そうだと、そのまま彼女と沖縄を見て回るが…。
ジウクとヨンジェがホテルに戻ると、そこにはジウクの婚約者セギョンが。セギョンの話でヨンジェが自社の社員だったことを知るジウク。帰国したジウクはヨンジェを呼び出し、指輪の盗難事件の件で自分に近づいたのかと問うが、ヨンジェは真っ向から否定する。だが、セギョンはヨンジェを相手に訴訟を起こすと言い出し…。
ツアー企画でトラブルが発生し、ヨンジェの力を借りるジウク。一緒にトラブル先に向かい、彼女の人となりに触れたジウクはセギョンが起こす訴訟が心配で仕方ない。訴訟のことを話そうとヨンジェを訪ね、なりゆきで一緒にタンゴを習うことに。抗ガン剤治療を始めたヨンジェは、憧れのジュンスのファンミーティングに応募し…。
ヨンジェのもとには裁判所からセギョンによる告訴状が届く。多額の損害賠償請求に驚き、セギョンを訪ねるが、そこでジウクとセギョンの婚約発表を聞いてしまう。言い合いになるヨンジェとセギョンを見て、心乱されるジウク。ヨンジェのために弁護士を探すが、そんなジウクにヨンジェは死ぬ前に付き合ってみたかったと言い去る。
訴訟の件で家を訪ねてきたヨンジェに、ジウクは君のせいでおかしくなりそうだと感情を露わにする。ヨンジェは紛失したはずの指輪をしているウィルソンを雑誌で目にし問い合わせるが、一向に繋がらない。一方、指輪の件を調べていたジウクも最近ウィルソンが身につけていた事実を知り、直接出向くことに。そして、調停の日…。
ヨンジェはジウクへの募る想いをウンソクに明かすが、結婚を控えたジウクにはそれを伝えることもできない。そんな2人の会話を立ち聞きし、愕然となるジウク。そしてヨンジェを会社に呼び出すと、社に戻るよう命じ、彼女の想いを聞いたことを明かす。さらにセギョンと婚約式の記念品を買いに行く約束をしていたジウクは…。