香港画
「逃亡犯条例改正案」をきっかけに2019年6月よりエスカレートしていった香港民主化デモ。デモ隊と警察の激しい衝突の様子は日本でも日々報じられていたが、デモに参加した若者たちの声や訴えは日本にいるわたしたちにどれだけ届いたのだろうか。香港の若者たちはなぜ、何のために闘うのか。翻って私たちは彼らの声にどのように向き合うのか、応えるのか。観るものを圧倒し「あなたは闘っているのか?」と問われざるを得ない衝撃作、勇気をもって対峙せよ。
2019年10月。たまたま仕事で滞在していた香港でデモ隊と遭遇した堀井威久麿監督は、デモに参加している人々の若さに驚き、彼らが何を考え、何を発信しているのかを知るために記録し始める。若者たちの声を聞き歩きながら、デモ隊と警察が衝突する中でも撮影を敢行。彼らと同じように催涙ガス、ペッパースプレーを浴びながら製作を進め、28分のドキュメンタリー映画としてまとめ上げた本作は、お披露目となった門真国際映画祭2020でドキュメンタリー部門・最優秀賞を受賞。映画祭のオンライン上映では、地元・香港からもたくさんの人々に視聴され、現地新聞でも大きく取り上げられ注目を集めている。
【監督プロフィール】
堀井 威久麿(ほりい いくま)
1981年生まれ山梨県出身。学生時代には工学を専攻するも独学で映像を学ぶ。映像ディレクター・カメラマンとしての活動を始め、CM、PV、ドラマ映画など多ジャンルの映像を手がける。ライフワークとして社会問題から旅、風景を題材に現在までに世界80か国で映像を撮影している。作品は米国やヨーロッパ、アジアの映画祭に招待され様々な評価を得ている。今回が初めての劇場用ドキュメンタリー映画作品となる。
キャスト・スタッフ
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企画・監督・撮影:堀井威久麿
企画・プロデューサー・撮影:前田穂高
2020/日本/28分/広東語・英語・日本語/カラー
配給:ノンデライコ
© Ikuma Horii
上映館
6月19日(土)~7月2日(金) 下高井戸シネマ
6月23日(水)~7月3日(土) YCAMシネマ
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