最新台湾映画|『夏日最後的祕密』の予告編が公開、切ない恋模様の一端が明らかに
ニュース提供元:阿榮影業
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切ない青春ラブストーリー『夏日最後的祕密(原題)』の公式ティザー映像が18日に公開され、複雑な恋模様が明らかになった。キャストはパトリック・シー(施柏宇)、ルゥルゥ・チェン(程予希)、リン・ズーホン(林子閎)をはじめ、ジー・ブーシン(紀卜心)、ホアン・ボーフォン(黃柏峰)、ウー・ハンチュン(呉函峮)、メーガン・ライ(頼雅妍)、フィガロ・ツェン(曾少宗)ら。
ティザー冒頭では、顏立堯(パトリック・シー)が、踏切の向こう側にいる蘇明儀(ルゥルゥ・チェン) に「君が本当に好きだ」と告白するシーンが映し出される。パトリック・シーはこのシーンを振り返り、「電車が通り過ぎた瞬間、まるで本当の告白みたいに心臓が止まるかと思うほどドキドキしました」と明かした。しかし、この踏切は二人にとって一番悲しい瞬間の目撃者でもある。「絶対に僕を忘れないで! 本当に愛してるから」と、振り絞るような声で叫ぶパトリック・シーに対し、ルゥルゥ・チェンも「別れなくてもいい?」と、泣きじゃくりながら応える。いったい二人に何があったのか? 口にできないある秘密が、幸せな二人の関係を引き裂こうとする。
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ルゥルゥ・チェンは、この踏切での別れのシーンについて「蘇明儀は葛藤していたと思います。手放したくないけれど、自分が無力なことも理解している。撮影中、私も彼女と同じように無力感でいっぱいでした。その感情は心底湧きあがったものなので、自分でも知らないうちに涙が出てきました」と語った。パトリック・シーもまた「顏立堯の心情にどっぷり浸かる中、無力感だけでなく、自分の感情が解放されるのも感じました。『本当に愛している』は単なるセリフではなく、蘇明儀への思いが溢れ出たものです。きっと誰もが手放せないことや取り返しのつかない後悔を抱えているのではないでしょうか」と、役に没入していたことを明かした。
また、図書室で程硯(リン・ズーホン)と笑い合う蘇明儀を見て、嫉妬を感じた顏立堯が二人の会話に割って入るシーンや、顏立堯と蘇明儀が芝生の上でデートしているシーンも見られる。不安そうな表情を浮かべつつ、「付き合うのは卒業までにしよう。理由は言わないし、聞かないでほしい。でも全力で君を愛するよ」と蘇明儀に告げる顏立堯。この撮影について二人は「とてもロマンチックなシーンですが、実は蚊がたくさんいたんです(笑)。撮影中はかゆいところをかかないように気をつけていました」と、笑いながら舞台裏を明かした。
リン・ティエングイ(林添貴)とホアン・ジーミン(黃志明)がプロデュース、チウ・ハオジョウ(邱晧洲)が監督を務める『夏日最後的祕密』は、4月30日から台湾全域で公開予定。
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翻訳・編集:二瓶里美
編集者、ライター。2014年より台湾在住。中華圏のエンターテインメント誌、旅行情報誌、中国語教材などの執筆・編集に携わる。2020年5月、張克柔(字幕翻訳家・通訳者)との共著『日本人が知りたい台湾人の当たり前 台湾華語リーディング』(三修社)を上梓。
台湾でのドラマ・映画などのエンタメ最新情報をお伝えしています。
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