糖葫芦(タンフールー)っていつから売られているの?|中国時代劇トリビア#130
中国歴史ドラマの中に登場する、なんだか気になる“アレ”のトリビアを探るこのコーナー。今回は、フー・イーティエン×チャン・ジンイー共演の愛と成長の物語「惜花芷~星が照らす道~」に関する気になるあのことを紹介!
「惜花芷」にも登場! 糖葫芦(タンフールー)っていつから売られているの?
「惜花芷~星が照らす道~」©2024 Youku Information Technology (Beijing) Co., Ltd. All Rights Reserved.
ドラマ「惜花芷~星が照らす道~」で登場する糖葫芦(タンフールー)の起源は諸説あるそう。
一つ目は南宋の第3代皇帝光宗の時代のもの。皇帝の妃が病に苦しんでいましたが、食事をとることができず、宮廷医の薬も効かない状態に。やむを得ず各地を巡る江湖郎中(医者)に診てもらうと、「氷砂糖と赤い実(サンザシ)を煮て、毎食前に5個から10個食べていれば、半月以内に病気は治る」と言われ、それに従ったところ、妃の病が回復したとか。この風習が人々に伝わり、それを串に刺して売ったものが、糖葫芦となったと言われているそうです。
別の民間伝承では、隋の時代に、朝廷が功績のある役人に串にさしたサンザシの砂糖漬けを与えたことが由来というお話しもあるそう。清代の資料には、サンザシについての記載が実際に残されているそうです。
「惜花芷~星が照らす道~」©2024 Youku Information Technology (Beijing) Co., Ltd. All Rights Reserved.
提供:エスピーオー/BS12 トゥエルビ
発売元:エスピーオー 販売元:エスピーオー
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Text:島田亜希子
ライター。中華圏を中心としたドラマ・映画に関して執筆する他、中文翻訳も時々担当。Cinem@rtにて「中国時代劇トリビア」「中国エンタメニュース」を連載中。『中国時代劇で学ぶ中国の歴史』(キネマ旬報社)『見るべき中国時代劇ドラマ』(ぴあ株式会社)『中国ドラマ・時代劇・スターがよくわかる』(コスミック出版)などにも執筆しています。
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