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フー・ゴー×ウー・レイ共演作『来し方 行く末』新場面写真解禁


©Beijing Benchmark Pictures Co.,Ltd

第25回上海国際映画祭で最優秀監督賞・最優秀男優賞を受賞した、中国の国民的人気俳優フー・ゴー主演作『来(こ)し方 行(ゆ)く末』が、2025年4月25日(金)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開。

この度、フー・ゴー、ウー・レイなど新場面写真4点が解禁となった。

一枚目は、弔辞の代筆業で生計を立てるウェン・シャン(フー・ゴー)の日常を切り取ったもの。定期的に足を向ける古びた動物園の一角の窓辺に腰掛け、ノートを開き、ペンを走らせながらふと遠くを見つめる瞬間。二枚目は、ウェンと彼の執筆の様子を見守る同居人のシャオイン(ウー・レイ)のツーショット。二人が住む北京郊外の団地の一室で、デスクライトの光が夜の静けさに包まれた部屋をぼんやりと照らしている。三枚目は、依頼主の一人、ルー(ガン・ユンチェン)の声に耳をかたむけるウェン。共に起業した親友が急逝し、そのための弔辞を依頼するルーは、ちょうどオフィスを拡大するタイミングだった会社が支柱を失い窮地に陥っていることを漏らす。ガラスに映る彼の姿には、喪失と不安の狭間に揺れる心情が映し出されている。 四枚目は、少しイレギュラーな依頼主、ファン(ナー・レンホア)とのひととき。ガンと共生する彼女は余命宣告をうけ、友人の葬儀で聞いたウェンの弔辞に惚れ込み、自らの弔辞をウェンに依頼することになり、定期的に会っては、ウェンのことを気にかけている。アルバムを眺めながら、若かりし日の苦い思い出を話しだすその表情には複雑な感情が滲み出ている。

ルーを演じるガン・ユンチェンは、2014年にバラエティ番組に出演をきっかけに芸能界入りし、近年ではワン・イーボー主演『ボーン・トゥ・フライ』(23/リウ・シャオシー監督)などヒット作にも出演、『最高でも、最低でもない俺のグッドライフ』(24/ロン・フェイ監督)では、主演のフー・ゴーと2度目の共演を果たした。ファンを演じるナー・レンホアは、14歳で映画のキャリアをスタートさせ、1987年に第40回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門で上映された『蕭蕭(シャオシャオ)』(86/シェ・フェイ監督、ウー・ラン監督)で主演を務め、第7回中国金鶏賞主演女優賞にノミネートされ一躍注目を集めた。2007年にはパートナーのニンツァイが監督を務める『白い馬の季節』(05)には来日して話題を呼んだベテラン俳優だ。市井の人々の人生の中に秘められた数々のドラマ、また、脇を固める豪華キャスト陣にも是非注目してほしい。


©Beijing Benchmark Pictures Co.,Ltd


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『来し方 行く末』
2025年4月25日(金)より
新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開

©Beijing Benchmark Pictures Co.,Ltd
https://mimosafilms.com/koshikata/

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